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zoom RSS 乳酸も、エネルギー源!

<<   作成日時 : 2010/10/21 08:28   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 6

筋肉痛…体験したこと、ありますか?

階段、降りられない!…よくあることです。

これは、筋に乳酸が溜まっているからだと、以前はよく言われました。

運動をあまりやらない方でも、聞いたことがあるのではありませんか?

実は、これは、間違いなのです。

筋肉痛は、別の原因で起こっています。

今回のテーマは、筋肉痛ではなく(笑)、この、乳酸です。

確かに、エネルーギー代謝の副産物として、乳酸は生成されます。

それでは、いつ、どのような状況で生成され、それが何を意味するのか、解説したいと思います。

何しろ、乳酸生成は、筋の活動と密接に関係しています。

糖尿病を管理していくとうことでは、筋は非常に重要な役割をになっていますから、知っていて損はないと思いますよ(笑)。

さて、筋収縮のエネルギー源となっているのはATP(アデノシン三リン酸)という物質です。

このブログでも、何度も取り上げています。

筋のエネルギー代謝というのは、このATPを作り出す過程です。

そのエネルギー源となっているのが、糖と脂肪なんです。

乳酸は、このうち、糖の分解過程で生成されるのです。

糖の分解が必要なケースは、急いで、大きな力を必要とするときです。

そこで、代謝は、どんどん、糖の分解を進め、ATPを一気に作り出そうとします。

しかし、運動の強度が、ますます上がってしまうと、糖を完全分解(酸化機構によって)できなくなってしまうんです。

そこで、糖は、ATPではなく、乳酸という形に変わってしまいます。

これが、乳酸の正体です。

こうなると、糖を主なエネルギー源にしている、速筋は、動けなくなってしまうんですね。

それはそうです。

エネルギー源である、ATPにならないのですから…。

では、乳酸は老廃物なんでしょうか?

いいえ!違うんです!

その後、乳酸は、酸化機構でATPに変換されます。

酸化機構が整っているのが、遅筋。

遅筋は、酸化を介するミトコンドリアを豊富に持っているからです。

そうです、乳酸は、血液中から遅筋細胞に取り込まれ、遅筋のエネルギー源として、しっかり、活用される仕組みです。

そのため、いつまでも血中乳酸濃度が高いということにななりません。

筋肉痛は、運動直後ではなく、遅れてやってきますよね。

その時点では、乳酸はエネルギー源として、とっくに利用済みです。

人の体は、本当によくできていますね。

速筋で使いきれなかった糖は、乳酸に形を変え、血液を通して遅筋に運ばれます。

そこで、完全利用されるんです。

前回の記事では、速筋と遅筋、両方を鍛えましょうと言いました。

筋は、糖尿病…、いや、健康管理に重要な意味を持っている器官なんです!

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コメント(6件)

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ははぁー
ていうことは、全力疾走した後にゆっくりウォーキングするといい、というカンジですかね?
や、全力疾走なんてしないんですけど、イメージ的に。。
カッパ
2010/10/21 11:05
なんで糖の完全分解が出来ないのか
ですが、それは嫌気的条件だからと生化学の
お話になるのですが。つまり、酸素が足らない。酸素が十分だとビルビン酸→TCA回路
に行くと。酸素が足らないから乳酸になると。
これで良いのでしょうか。
筋肉の激しい運動は、とても酸素を摂取する
ことができないのでしょうか。
速筋と遅筋を鍛えることは、実は無酸素代謝と
有酸素代謝をしていることなんでしょうか。
うーん。難しい。
生駒山
2010/10/21 15:05
カッパさん、こんばんは。

その通りです!

全力疾走を緩めれば(運動強度を下げれば)、また、走れますよ。

この場合、糖の酸化と、乳酸の利用が進みます。

遅筋が主に働き、速筋の糖も完全燃焼できるということです。

だからといって、筋肉痛が少なくなるわけではありませんよ。

これは、別問題です。

筋肉痛については、後程。





sho
2010/10/21 20:30
生駒山さん、こんばんは。

糖代謝は、後先を考えずに、ATP生成に走るんですよ。

逆に言えば、それが使命なんです。

生成が間に合わない場合に、乳酸となってしまうということです。

実は、すべての運動は、有酸素運動です。

何故かといえば、いつでも心臓が動き、呼吸しているからです。

ただ、糖分解に関しては、初期段階で、酸素を介さず(ミトコンドリアを介さず)、ATPの生成が可能なことは事実です。

これをもって、所謂、無酸素運動という言葉が生まれたのでしょう。

しかし、脂肪だけが有酸素的な経路で、糖分解は無酸素経路を辿る訳ではないのです。

糖も、TCA回路を介して、水と二酸化炭素に分解される過程で、ATPを生成し、完全燃焼します。

しかし、それは、運動強度に関わってくるんです。

代謝の全体像を俯瞰すると、無酸素運動というものはないということが分かります。

非常に専門的な話しですが、酸素の有無ではなく、運動強度なのだと理解して下さい。
sho
2010/10/21 20:51
いゃー、面白いですねえ。もっと勉強します。
これはスポーツ医学の領域ですねえ。
ところで、生化学の文献などには
激しい運動をするとまずクレアチンリン酸
の代謝から解糖に行くと書いてあります。
クレアチンリン酸は、タンパク質からの代謝物
のようにうっすらと理解していたのですが、
よく分かりません。このあたりの代謝経路
も勉強しなくては。いゃー、糖尿病になって
楽しい人生になってきました。
生駒山
2010/10/22 08:30
生駒山さん、おはようございます。

面白いでしょう・・・(笑)。

私も、そうして、はまっていきました(爆)。

クレアチンリン酸については、後程、本文に書きましょう。

実は、クレアチンリン酸は、乳酸以上に「疲労」とも関係があるんです。

≪糖尿病になって、楽しい人生≫!

良いですね!

私も、そう思います。
sho
2010/10/23 08:13

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