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zoom RSS 糖尿人にとっての、糖質摂取 ≪後編≫

<<   作成日時 : 2010/05/05 13:19   >>

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私の考えている「糖質管理」が、以下であることを、≪前編≫で述べました。

@糖質摂取量
A糖質摂取タイミング
B糖質摂取条件

この三つです。

この三つについて、さらに具体的に説明していきたいと思います。

@糖質摂取量については、個人差の大きいものです。

私の場合には、「どれ位摂取可能か」という考え方で臨むと…、絶望的になってしまいます(笑)。

糖質を摂れば、糖質1gに対して、5〜2mg/dl上がってしまします(午前、午後で違ってきます)。

随時血糖が、120〜140ですので、少しの糖質で、食後200オーバーは必至です。

そこで、カーボカウントするのではなく、端から糖質を制限しているのです。

「どれ位摂取可能か」を考えても空しいばかりですから、食後血糖値をなるべく上げないように考えています。

境界型の方や、病歴が浅い方は、カーボカウントで、自身の耐糖能を把握した上で、許容範囲の糖質を摂取すれば、食事の幅は広がると思います。

@については、方法論に拘らずに、自分に合ったやり方を探ることでしょう。

いずれにしても、我々の糖質摂取は、フリーではありません。

さて、AとBです。

糖尿病の管理は、実は、食事だけでは片手落ちなんです。

運動…これが伴わなければ、単に血糖値を管理しただけで、全身の健康管理を行ったとはいえないのです。

年齢とともに衰える筋…、これは、我々にとって、血中のブドウ糖の行き場を失うということです。
血糖は、筋に取り込まれ、結果として下がっていくのです。

勿論、食後の血糖値を下げるのに、ウォーキングやジョキングなどの有酸素運動は有効で、それは、食後血糖を下げる為に、インスリンを投与するのに匹敵します。

運動は、インスリンの働きをしてくれるのです…。

ところが、このような軽い運動だけでは、糖の貯蔵庫である筋を維持し、あるいは貯蔵量を増やすことはできないのです。

何故なのでしょうか…。

それは、軽めの有酸素運動では、脂肪が主なエネルギー源として使われ、筋グリコーゲンの解糖によるエネルギー生成は、限定的なのです。

それだけ、長時間運動しないと、なかなか筋グリコーゲンが消費されないということです。

また、筋は、非日常的な負荷を得て、肥大します。

つまり、筋トレのような、頑張って力を出す…ようなことも、必要なのです。

これが、糖尿病管理の中長期的な目的です。

筋グリコーゲンは、一定量しか貯蔵できませんので、大事に保管しておかないで(笑)、常時、使いきることが大切です。

使いきれば、補充しなければなりませんよね。

使いきって補給する、それが、筋グリコーゲンの好循環ということです。

筋グリコーゲンの好循環を条件に、運動に見合った糖質の補給は必要だということになります。

通常は、運動後に速やかに補給するのがいいのですが、我々がそれをやると、血糖管理ができなくなってしまいます。

そこで、適量の事前摂取に意味があるのです。

適量の条件は、難しくありません。

それは、運動後の血糖値が適正である範囲です。
そのために、どのタイミングで、どれ位摂取すれば良いのかを探ります。

運動の時間と、運動の強度を勘案して、アジャストすることは可能です。

これが、A摂取タイミングということです。

私は、バレーボールの約1時間前に、30gを限度として(運動を開始する、1時間後の血糖値が180以下であることを勘案して)、サンドイッチなどを摂っています。

タイミングは、摂る糖質によって、変わってくるでしょう。

ドリンクなどの場合には、15分〜30分前になるかと思います。

さて、B摂取条件。

有酸素運動を行い、食後血糖をコントロールすることは可能ですので、B摂取条件としては、食後に運動ができるのであれば、何でも食べられるということです(笑)。

時間的な条件や、体や精神的な条件が整えば、糖質を好みに応じて摂ることも可能です。
それだけ、食事の幅が広がりますよね。

私が、ラーメンを食べるのは、このような条件の整った時です。

栄養素としての糖質は、単糖類であれ多糖類であれ、ブドウ糖となり、血液中に流通し、筋と肝に取り込まれたり、中性脂肪として蓄積されます。

ズバリ!糖質はエネルギー源。

クルマにとっての、ガソリンのようなものですね。

ものは考えようなのですが、我々糖尿人の体は、わずかばかりの糖質で、最大限、血糖値を上昇させることができます。

糖質が、クルマにとってのガソリンだとすると、これは、極めてエコノミーで燃費が良いということになりますよね(笑)。

最少の燃料で、筋や肝、とりわけ脳へのブドウ糖供給を最大化することが可能です。

糖質管理に運動が伴えば、余計な中性脂肪の蓄積も抑えられますので、それこそ一病息災だといえるでしょう。

さて、リスクについてです。

仮に、必要最小限の糖質摂取だった場合、即ち、低糖質の食事についての科学的なリスクについての情報に、私は、未だに出会っていません。

人類の進化の歴史を持ち出すまでもなく、脳へのブドウ糖供給の目安は、血糖値です。
低血糖になっていなければ、全く、問題はないでしょう。

これも、脳はケトンを利用できるできない以前の問題だと思います。

肝臓は自ら糖を作り出し(糖新生)、脳へのブドウ糖供給を目的に、血液中に糖を還元することもできます。
これは、科学的な事実です。

このため、糖質に必須の(食事から摂る必要のある)ものはありません。

タンパク質と、脂質に必須のものがあることは、皆さん、ご存知だと思います。
これは、食事から摂るしかないのです。

糖質摂取をゼロにすることは、食事の「質」の面からもあまり現実的ではないと思いますが、@糖質摂取量
A糖質摂取タイミングB糖質摂取条件の三要素、糖尿病の管理に行き詰っている方は、是非、検討してみてください。

何よりも、「今、そこにある危機」に対応すること無しに、我々の将来は語れません。

あなたは、「科学的な根拠のない低糖質のリスク」を避け、引き換えに、血糖上昇というハイリスクを取りたいと思いますか?

それとも、「今、そこにある危機」に対応する為に(糖質が血糖値を上げるという科学的な根拠のあるリスクに対応するために)、糖質管理を取り入れますか?

どちらを選択するのでしょうか…。












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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、Hiroと申します。
ここ5年ぐらい、人間ドックでA1cが6.0ぐらいでしたがほうっておきました。
去年、流石に6.6 血糖値160にびっくりし、
近医にてアクトスを処方してもらいました。
これが、劇的に効き、半年後も4.9 94 でした。
全く生活習慣は改めませんでした。
10月にむくみが出たため中止。
その後も薬なしで、12月の結果がまあまあのだったので、3月の人間ドックの結果待ちとしました。
しかし、今年に入ってから、甘い缶コーヒーがとても飲みたくなり、おかしいなと思ったら。

3月の人間ドックで
9.2
324
尿糖4+
尿淡白+
うん、こんなに急激に悪くなるの?
もしかしてすい臓がん^^;;;

ひょんなことから、糖質制限食があることを知り、実践しています。
自己血糖測定器も買いました。

必要ないといわれながらやってもらった
尿アルブミンの結果は 15mcg/ml。
ALB/CRE-U 16.9
合併症ですね。

長くなりましたが、ご飯が食べられないのは本当につらいです。
しかし、これも自分の甘さがまねいたもの。
なんとしても人工透析は避けたいので、がんばりたいとおもいます。
また、お邪魔します。
長文、失礼をいたしました。

たまたま、実弟が柏で産婦人科をしています。
私と同じメタボ体型です。
産婦人科医がメタボで糖尿ではしゃれになりません。
是非、病院にいかせようと思います。






Hiro
2010/05/08 11:51
Hiroさん、初めまして。

尿アルブミンの数値は、0〜18mg/g.creまでが正常値と承知しています。
15mcg/mlとは、単位が違いますね。

また、尿アルブミンは、別名ALB/Creで示されますが、ALB/CRE-Uはまた別の検査なのでしょうか…。

その辺りが分かりませんが、一度、弟さんも一緒に、銀座のAGEクリニックに行かれたらいかがでしょうか。

正直、柏の大きい病院は、どこもお勧めできません。

腎臓の心配があるなら、なお更です。

また、もしも、弟さんが糖尿病改善の為の運動と食事のセルフコントロールに関心があるようでしたら、ご連絡ください。

同じ柏ですから、何かのお力になれるかも知れません。

Hiroさんも、少し落ち着けば、運動を前提に何でも食べられるようになりますよ。

お互いに、頑張りましょうね!
sho
2010/05/08 13:10
sho様、早速のコメントありがとうございます。
16.9mg/g.cr
ですね。
今のところぎりぎりセーフだった、てことなのでしょう。

しかし、尿に蛋白が出てからでは遅いんですね。
糖尿病が疑われて尿アルブミンの検査をしない石(医師)は信用できないということがわかりました。

私は実家が松戸です。
これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

また、コメントさせてください。
sho様もご自愛くださいませ。
Hiro
2010/05/08 14:55
Hiroさん、おはようございます。

尿アルブミン16.9は、ギリギリセーフですね。

A1cの改善と共に、数値も下がってくると思います。

自己防衛のためにも、仮に石(医師)…笑…が気付かなくても、3ヶ月に一度は検査を依頼しましょう。
言えば、やってくれます(笑)。
そこが、おかしいですよね。

柏や松戸…、地元の話しが出て嬉しいです。

これからも、宜しくお願いします。

お互いに、一病息災、健康目指して頑張りましょう!
sho
2010/05/09 07:41

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