シニアフィットネス研究所

アクセスカウンタ

zoom RSS 糖尿病と心疾患

<<   作成日時 : 2009/11/10 12:25   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 4

先週の定期通院の際に、三省堂で購入した本があります。

本当に最近は、様々な考え方の本が出てきますね。

以前の糖尿関係の本といえば、患者に修行僧並の苦行を強いるものばかりでしたからね。

「インスリン注射も食事制限もいらない 糖尿病最新療法」



北海道北見市で開業する、49歳の医師の著作です。
珍しく、著者は糖尿病ではありません。

この本を読むと、医師によって考え方の焦点が違うんだなと、つくづく思います。

著者は、一番のリスクを、心筋梗塞などの心疾患と捕らえています。

そのため、高血圧や高脂血症には、速やかに対応するとのことです。

確かに、高血糖、高血圧、高脂血症の合わせ技は、動脈硬化を促進し、心疾患や脳疾患などの、大血管障害のリスクを高めますよね。

心筋梗塞や脳梗塞は、糖尿病初期の段階や、境界型においても出現します。

アコード実験という、心疾患リスクの高いグループを対象にした大掛かりな実験が記載されていますが、これによると、血糖値(A1c)を厳しく管理したグループの方が、心筋梗塞になりやすく、死亡率が高かったのだそうです!
A1c7%台の、ゆるやかなコントロール群の方が、むしろ、心筋梗塞になる率が少なかったということです。

A1cをトコトン押さえ込む戦略では、インスリンや薬を強化していくことになります。

以前、風邪気味で近所の病院にいったとき、私が薬なしでA1cが6%台前半であることを告げると、それを聞いた医師は、「もっと下げられるんですねけどね」と、露骨に批判的な眼差しでした。

要は、「薬を用いれば、A1cはもっと下げられるに、何故、使わないんだ」ということでしょう。

お医者さんは、薬を使いたんですね。

薬やインスリンを強化すれば、低血糖の発生があります。
その低血糖が心臓に対する負担となるようです。
また、血中高インスリンの状態も、心臓には宜しくないようです。

そこで、著者は、心疾患のリスクの高い患者には、むしろ、7〜7.9%のゆるやかな血糖管理で臨んでいるという事です。

また、インスリンよりも、薬によるコントロールを重視しているようです。

著作では、食事に関する注意は、ほとんど出てきません。

食事はまぁまぁ好きなものを、その代わり運動を強く推奨しています。

患者に運動と食事の両方の管理は無理…とおっしゃっています。

でも、どうなんでしょう…。
勿論、何を食べても、その分ガッチリ運動すれば、食後血糖を管理することは可能だとは思います。

しかし、毎食後に運動できるわけでもありません。
糖質量によっては、30分程度のウォーキングでは、焼け石に水の場合もあります。

ところが、摂取糖質を管理すれば、血糖値と中性脂肪は問題ありません。
ほとんどの場合、コレステロールも正常になりますよね。

あとは、血圧だけですね。

この段階で、運動が活きて来るのだと思います。

十分に運動ができていれば、多くの場合、血圧も正常化します。

運動が大切であることに変わりはありませんが、だからといって、食事がフリーで、本当に大丈夫なのかと思います。

減量のくだりで、カロリー制限なしの低糖質食に触れて、その有効性を認めていますので、実際の診療では、あるいは、低糖質食を推奨しているかも知れませんが…。

新書ですので、価格も手頃です。

是非、ご一読を。









テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
Shoさん、こんばんは。

この本、気になってはいたのですけど、購入には至りませんでした。
買おうかしらん?

しかし世の中にはいろいろな意見や実験がありますよね。
ADVANCE(だったかな?)の実験では、ACCORDとは反対の我々が想像するような結果が出てきていますし、高コレステロールもデータを示して、問題ないと言っているお医者さん方もいらっしゃいますし。

我々素人にはデータそのものの信頼性、データ解析、そこからの解釈、そしてバイアスのかかり方(発表者が望んでいる方向に結論に引っ張る)などは良くわからないので、悩むばかりであります。
KK
2009/11/11 00:03
モウん、おはようございます。

医療実験の結果については、本当に分かりませんよね。
必ずといっていいほど、研究者のバイアスがかかっていると思います。

そうなると、我々は、我々のバイアスをかけるしかないですよね。

たとえば、今回の著作であれば、A1cの他に異常値がなければ、血糖管理はそれほどナーバスになる必要がないといえましょうし、注意点としては、血圧をはじめとして、高脂血症の合併に気をつけることとなるでしょう。

このブログの表紙にも書いていますが、自己管理は毎日続けていく新たな自分発見の旅のようなものです。

いくべき道、進むべき道は、結局、我々自身で地図を書き、その地図にそって、日々歩いていくしかなさそうです。

医療や科学が、決して万能ではないということも、肝に銘じなければいけませんね。

sho
2009/11/11 10:20
こんにちは。

>お医者さんは、薬を使いたんですね。
本当にそう思います。

私は薬を使いたくないです。
(M先生の本に薬は
肝臓に負担がかかるって書かれてたので)

shoさんの記事、いつも勉強になります。
chako
2009/11/11 13:45
chakoさん、おはようございます。

そうですね。
なるべく薬は使いたくありません。

クスリを反対から読むと、リスク!

どうしても使う必要がある場合もあると思いますが、自分自身の自然治癒力を高めることも大事ですよね。
sho
2009/11/12 10:05

コメントする help

ニックネーム
本 文
糖尿病と心疾患 シニアフィットネス研究所/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる