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<<   作成日時 : 2009/11/30 07:56   >>

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文藝春秋SPECIAL(季刊冬号)は、「健康への道」と題し、こころとからだへの思いを数々の執筆者が綴っています。



特集は宮本輝氏の寄稿、自らの糖質制限食の事例と、考え方でした。

その裏づけとなる考え方について、江部ドクターも寄稿しています。

その一節で、宮本輝氏は従来のカロリー制限(糖質60%摂取)による食事指導を強く批判しています。

糖質制限のリスクについて、長期的なエビデンスがない…という話をよく聞きますが、10年、20年と、高糖質食を続けながら糖尿病のコントロールを良好に保つことは難ししく、その間の糖尿病の合併症のリスクの方が我々によっては余程の脅威なのです。

10年、20年と、コントロール不良であれば、足を失い、視力を失い、透析に至っているかも知れません。
糖質制限の長期的なリスクは明確ではありませんが、糖の過剰摂取によるそれは、明らかな脅威です。

私は、糖質が「悪」だとは考えていませんが、筋グリコーゲンを使うことがめったにない現代の生活では、ご自身の対糖能と、活動量にあわせた糖質摂取が「必要」だと思っています。

もしも、ある程度の強度を伴った運動を行わないのであれば、糖質は必要ありません。

人類のDNAに関する話を持ち出すまでも無く、運動生理学的にもそれが正論だと思います。

私自身、運動できない時は糖質を制限し、運動できる状況の時には、活動量に見合った分の糖質を「補給」するように心がけています。

筋グリコーゲンの好循環を作れば、中長期的には対糖能を向上することが出来ます。
筋量の増大は、糖取り込みの貯蔵庫の容量が増えるということを意味します。

常に貯蔵の糖を入れ替えますから、その作業を担当するGLUT4の増員と、その能力をアップすることができます。

そのためには、筋トレが最も効果的なのです。
あるいは、適度な競技スポーツであっても、適切に行えば「健康」へつなげていくことも可能です。

筋は、使わなければ、間違いなく衰え、その量も減少していくのです。

特に、糖の貯蔵庫となる筋は速筋と呼ばれ、日常的な動作ではめったに使うことはありません。

このように、筋グリコーゲンをめったに使わない生活なのに、そのエネルギー源である糖質を過剰に摂取するところに、問題の本質があるんですね。

運動が前提にあり、「補給」としての糖摂取があるのです。

決して、最初に糖質の摂取ありきではないのです。

食後2時間の血糖管理は、軽めの有酸素運動で十分です。
むしろ、30分から60分以上継続可能な有酸素運動の方が、血糖値を効率的に落とすことができます。

糖質に対する考え方、食後2時間の運動による血糖管理、筋の衰えに備え、中長期的な視点で筋を強化して血糖を管理する戦略。

この三つが、糖尿病管理そのものだと思います。

しいては、それが「健康への道」です。

軽症であったり、初期の段階では、糖質を抑えること、それだけで糖尿病はよくコントロールできると思います。
さらに、食後に有酸素運動ができれば完璧です。

私のように、かなりβ細胞の壊れてしまったものであっても、上記の三つの管理を実行すれば、コントロールが可能になります。

「健康への道」は、はるか彼方ではありません。

今、目の前にある道、それが我々にとっての「健康への道」に違いありません。













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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
私も本屋さんで立ち読みしました。

現在透析中の団鬼六氏の手記の方に目がいってしまいました。宮本輝氏と正反対に悪化させているというのは考えさせられました。彼も宮本氏の手記を読んだでしょうかな。
みうパパ
2009/11/30 11:27
みうパパさん、こんにちは。

団氏は、糖尿病から透析に至ったとは書いていませんでしたが、どうなんでしょうね…。

団氏は、健康なんて眼中にない感じですよね(笑)。

私は、あそこまで達観できません…。
sho
2009/11/30 12:56
ネットを検索すると彼は糖尿だそうです。

週3回、4時間ずつの透析なんて耐えられませんね。
みうパパ
2009/11/30 13:22
みうパパさん、やっぱりそうでしたか…。

きっと、糖尿にも無頓着だったんでしょうね…。

その結果だとすれば、達観(諦観?!)するしかないのかも知れません。

団氏が透析を決意した、医師との出会いが印象的でしたね。

ある意味、その医師の達観こそ大したものです。

これが本来の達観でしょう。
sho
2009/11/30 13:44
 健康というと、からだが丈夫であるというように取られますが、これは健体康心を短縮したもので、いかに肉体が丈夫であっても、この肉体に宿る精神が調和のとれた程良いものでなければ、健康とは言わないものと思います。(続きは下記で)
http://www.byoki-syojyo.net/index.html

私自身も「糖質を制限」をしているつもりですが、
血糖値を下げると全て良しではなさそうです。
代謝異常を改善するには、血糖値を下げるだけでなく
他の代謝異常の要素にも目を向けなければいけないように思っています。

私の周辺の人に「糖質を制限」を勧めても、やろうとする人が出ないのなぜでしょね。
モンチ
2009/12/01 20:16
モンチさん、こんにちは。

私も、「健康」とはからだのことだけでなく、こころの状態も含めたものだと考えています。

こころの健康とは意味合いが少しちがいますが、からだが弱っていても、強い精神力を持っている人は、本当に強い人です。

一般的には、体力と精神力は比例すると思います。

からだが弱れば、こころも弱るのは、ある意味、仕方が無いことです。

それだけに、運動を続け体力を維持することは気力の維持に直結すると、私は考えています。

また、自覚的症状が無い場合、例えば、糖尿病であっても、特に何の症状も実感できない場合は、病気の程度に関わらず、自分は健康であると考えている人が多いようです。

しかし、それは本当の健康ではありませんよね。

すべての代謝を活発にするには、やはり運動が一番です。

糖質制限は、無理してやる必要はありません(笑)。

私は、SMBGをお勧めすることで、糖質と血糖値の関係について、自ら理解していただけると考えています。
sho
2009/12/02 11:59
モンチさん、sho さん、こんにちは。

健康の語源って、「健体康心」なんですね。初めて知りました。

> 健康というと、からだが丈夫であるというように取られますが、

そうです。私はかつて精神科に片足を突っ込みましたから良くわかります。二度の通院で生還しましたけど。

> 代謝異常を改善するには、

私はLDLが高いのが問題。それ以外の数値は問題なし。もともと糖尿病以前からLDLとHDLは共に高かったんですけど。
普通なら薬を飲むぐらいの数値ではありますが、動脈硬化の検査がOKなので飲んでいません。今後の動脈硬化の進展状況では、医師から服用を勧められる可能性大です。LDLはある程度、高くても大丈夫、という書籍は多数ありますが、どうしたものか。

モンチさんのWebPageは以前より、ときどき拝見しております。
毎回の食事の写真付きの記録は圧巻です。
KK
2009/12/02 12:42
糖質制限で「糖質ゼロの食事」なんて言葉が一人歩きする。(他に多大な弊害をもたらすのに)
その点、shoさんは糖質を上手に摂っておられる。
運動して下がった数値より、最大値(180以下)に注意をはらった方が・・・?
モンチ
2009/12/03 08:03
kkさん、おはようございます。

コレステロールですが、減量の必要があるような方(BMIが高く、肥満気味の方)は、運動と食事のコントロールで体重管理すると、コレステロール値も改善が期待できるようです。

一方で、痩せ型の方は、運動や食事コントロールの効果が低いようなんです。

難しいですね…。
sho
2009/12/03 11:37
モンチさん、おはようございます。

運動によって血糖値を下げれば、ある程度の時間、低い値を維持することができます。

仮に、食後、一時的に200を越えたとしても、消化の時間を考慮して、食後は1時間以上してから運動する方がいいと思います。

血糖値の頭を抑えることも大切ですが、アベレージを低く保つ工夫も必要ですよね。

また、運動しない時、できない時、身体活動の低い日は、私は糖質を「制限」しています。

糖質はエネルギー源ですので、使ったら補給する…。
しかし、過剰に摂取すれば血糖値だけでなく、中性脂肪も増やしてしまいますので注意が必要です。

運動によって抑えられるのであれば、その分、ある程度の糖質を摂っても大丈夫です。

運動すれば、自己インスリンを使わずに血糖値を下げられますからね。

糖質の摂取可能量と運動の必要量の関係については、SMBGで確認し、血糖上限を抑えることと同時に、糖質補給量についてもコントロールしたいですね。

積極的に運動して筋グリコーゲンの好循環を作れば、血糖管理も楽になります。
sho
2009/12/03 11:53
いつも拝読させていただいています。
夫が9月DM診断を受け、それからすぐに糖質管理を始めて、今は当初の半分近いコントロール優までもっていくことができました。
長期的にはどうなんだとの意見もあるけれど、我が家も定期的にコレステロール等全体代謝のバランスを見ながら制限を続けていくことが今できることだなあと同じ思いです。
ブログにはいつも助けてもらってありがとうございます。
あるる
2009/12/03 17:44
あるるさん、おはようございます。

いつも、お読みいただきありがとうございます。

初期の段階から糖質管理ができれば、今後の作戦が組みやすくなりますね!

コントロール優…羨ましい限りです(笑)。

我々は、定期的なチェックを行っていくのですから、むしろ、健康ではないのに健康と勘違いしている人より、よほど健康的な暮らしをおくることができると思います。

ご主人に、運動もお勧めくださいね(笑)。

お互いに、頑張りましょう。

sho
2009/12/04 10:46

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