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zoom RSS 食べるという事/農の側からB

<<   作成日時 : 2008/03/19 11:13   >>

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農サイドからの視点で「食と農」を考えた場合、やはり「農薬」の問題を伝えなければなりません。

とりわけ、中国産野菜や加工品原料に問題が発生したことから、中国からの輸入が滞り、今や食料問題は、国家の食料安全保障にまで発展してきた感があります。

本来、食料と国家の安全保障は不可分なものなのですが、その事は、下記にも書いています。
http://rise-up.at.webry.info/200801/article_17.html

その問題からは、一旦離れて、さて、農薬のことです。

まずは、農薬って、なんだろう?という疑問にお答えします。

ただし、薬学的なことをいっても分かり難いと思いますし、私自身、薬学の専門家ではありません。

ここは、実際の農家の立場、使う側の立場になって、それを消費者に伝えるというスタンスで、考えてみたいと思います。

人と生活とに例えると分り易いと思います。

風邪をひけば薬を飲む。
それは、ウイルスを退治するためです。

お腹をこわせば、薬を飲む。
それは、胃や腸を整えるためです。

農薬も、それと同じです。

ところが、人は症状が出てから薬を使う。
農産物は、症状が出てからでは遅い!

正確には、ごく初期に防除しなければ効果が薄い、という事です。
対処療法ではなく、防除なのです。

症状が出てからでは遅い、そこに、無農薬や減農薬へのジレンマがあります。

農薬には、濃度や使用量、一作あたりの使用回数、収穫までの使用禁止期間が定められています。
通常、それを守ります。

ところが、同じ薬を何回もまくうちに、虫さんは「抵抗力」をつけてしまうのです。
薬は効かなくなってしまいます。

糖尿病治療のSU剤も、飲み続けていると効かなくなる「二次無効」がありますが、それと同じです。

そこで、散布回数が増えていく。

一方、毎年同じ作物を同じ畑で作り続けていくと、「ここには美味しいエサがある」とばかりに、害虫が増え、それだけでなく、病害の元になるウイルスも土壌に蓄積され、だんだんと増えていきます。

その結果、すぐに病気になってしまうひ弱な農作物になってしまったり、害虫が増えて、手に負えなくなってまうのです。

これを、「連作障害」といいます。

「連作障害」は、土壌から一定の成分が過剰に吸収されて起こるだけでなく、このような要因、すべてを含めたものなのです。

現在、産地形成を図り、特定の産物を出荷している地域のほとんどが、この「連作障害」という問題に直面しています。

つまり、農薬散布の負の連鎖に、陥っているのです。

上記のように、散布回数などの使用基準が定められているのですから、それを越えて使うわけにはいきません。

そこで、どうするかといえば、違う薬を使う。

使用基準は、薬ごとですから、違う薬なら、ルール的にはOKなのです。

すると、また、効かなくなる…。

薬漬けです…。
人も、同じような経過で、薬漬けになっていきます。

皆さん、キャベツを切ったら、虫が出てきた!
どうしますか?

みず菜を買ってきたけど、虫食いの穴だらけだった!
どうしますか?

実は、これが当たり前なんです。

でも、市場では通用しない。

これが、現実です。

虫も喰っていない、虫も付かない、綺麗な野菜は、それだけ丁寧に?!消毒された証しです。

農薬を全く使わず生産する事は、とても難しいことです。
だからといって、農薬の負の連鎖は、どこかで食い止めなければならないと思うのです。

農薬は、消費者に到達する以前に、農業者にも身体的なダメージを与えます。
できれば、減らしたい!

みんな、そう考えています。

どうでしょう…虫の一匹や二匹…、我慢しませんか…。
曲がっていても、不揃いでも、味は変わりません。
大きかったり、小さかったりすれば、調理には不便ですが、工夫次第だと思います。

形が良くて、虫も付かない綺麗な野菜が高値になるように、規格や等級で価格をつけるのではなく、どんな野菜でも、食べられるのであれば、適正な価格で買っていただけませんか…。

それで無くとも、日本の自給率は、39%です。

ちなみに、中国の農薬事情は、さらに深刻です。

日本よりも強力な農薬を使い、肝心の使用基準があっても、農薬の壜に書いてある注意書きを読むことのできない(字が読めない)農家も多いと聞きます。

それだけでなく、農薬の内容成分もあてにならず、種さえも偽ものが氾濫しているそうです。

これは、まさに、ノーコントロールといってもいい状態です。

ある「覚悟」が…、必要ですね…。

【食べるという事/農の側からCに続く】


















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