タンパク質を考える

三大栄養素の最終回は、タンパク質を考えましょう。

タンパク質は、消化されるとアミノ酸となり、筋肉の原材料となります。

筋の細胞は異化と同化、即ち、分解と再生を繰り返しています。

筋細胞からなる筋原線維は、運動によって壊れ、その再生の過程で以前よりも強く、太くなるのです。

再生の過程では、特に、必須アミノ酸が必要となります。

これは、体内で合成できないアミノ酸で、食物から摂取しなければなりません。

特に、シニア世代以降では、タンパク質の摂取が重要となります。

体の栄養状態の指標に、「血清アルブミン」というものがあります。

血清アルブミン値が高いということは、体の中で筋肉と骨格の占める割合が高いということを意味しています。

余程、栄養状態が懸念される場合でない限り、若い方では調べることのない指標です。

正常値は3.8~5.5となりますが、4.3以上が望ましい数値です。

健康長寿の方は、血清アルブミンが4.3以上であるというデータがあるんです。

ちなみに、私は4.9でした。

50歳以上の方は、一度、調べてみてはいかがでしょうか。

年齢と共に、あっさりした味を好むようになり、肉や魚を食べず、ごはんと味噌汁と野菜の煮物だけ…、これでは、いけません。

粗食信奉は、間違いです!

これは、DNAが仕掛けた、世代交代の罠に違いありません(笑)。

年齢と共に最小限で構わないのは、ごはん等の炭水化物、即ち、糖質であり、タンパク質は、どうしても摂らなければならない、重要な栄養素なんですね。

DNAの罠に陥ることなく、むしろ、年齢と共にタンパク質は積極的に摂りたいものです。

以下に、「老化を遅らせるための食生活指針」10項目を紹介します。

こちらの文献です。


①欠食は絶対に避ける
②動物性タンパク質を十分に摂取する
③肉と魚の摂取は一対一の割合にする(毎日のことです)
④脂質類の摂取が不足しないように注意する
⑤牛乳を200ml程度飲む
⑥食材の調理法や保存法をよく知る
⑦調味料を上手に使い、美味しく食べる
⑧自分で食品を購入して、食事を準備する
⑨会食の機会を積極的に作る
⑩余暇活動を取り入れた運動習慣を作る

全く、その通りだと思います。

加えて、発酵食品の摂取もお勧めします。

10項目では植物性タンパク質に触れていませんが、植物性タンパク質にも必須アミノ酸が含まれています。

例えば、発酵食品+植物性タンパク質として、納豆なども大いに結構ですよね。

健康的な食事とは、「多様性」のある食事です。

何より、食事が楽しいと感じる限り、「元気」の証しである事を、高齢者施設で垣間見て確信しています(笑)。

さぁ…、今日は何を食べようかな…!













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