1:1の生き方

先日、ある本を紹介しました。

久しぶりに感動すら覚えました。

是非、一読をお勧めします。

人と癌の関係だけでなく、糖尿病についても触れています。
糖質制限には、肯定的な本でもあります。

下記です。



同著では、人の活動をエネルギー代謝の面から、解糖系とミトコンドリア系の二つに分け、両者のバランスを強調しています。

当ブログでは、それを解糖と酸化機構の二つのエネルギーシステムとして紹介しています。

厳密にいうと、解糖系とミトコンドリア系という分け方は、正確な表現ではありません。

二つのエネルギーシステムは確かに存在するのですが、糖も、最終的にはミトコンドリアに入り、水と二酸化炭素に分解される過程でATPとなるからです。

脂肪酸も、別の過程を経て、ミトコンドリアに入り、ATPとなります。

この二つのエネルギー代謝システムは、ハイブリッドに稼動しているのです。

すばやく強い力(運動)を必要とするときは、糖を材料とした解糖が優位にはたらき、ゆっくりと継続的な運動には、脂肪酸を材料としたた酸化機構が優位に働いている…そのように考えて、納得はしていませんが、ここは、解糖系とミトコンドリア系という表現を、飲み込むことにしました(笑)。

著者は、その二つの代謝のバランスを唱えています。

子供のころは解糖系優位。

壮年期までは、解糖系とミトコンドリア系が「1:1」。

やがて、老いとともに、徐々にミトコンドリア系が優位になるのが自然な姿だといいます。

非常に説得力のある話だと思いました。
言っていることは、よく分かります。

このバランスを崩してしまうのが、ストレスです。

ある程度のストレスと、そのストレスに縛られない(ストレスから開放される時も持てる)生き方…それをバランスと呼んでいます。

含蓄に富んだ話です。

解糖系とミトコンドリア系が「1:1」のエネルギー代謝というのは、運動強度に換算すると、「ややきつい」と感じる強度に該当します。

そうか!ストレスのバランスも、「ややきつい」レベルが、丁度いいバランスなんだ!

全くストレスの無い人生も、我々人にとって、決していい環境ではありません。

しかし、常にストレスを引きずる人生、これもまた、いい環境ではありません。

バランスといっても、さじ加減がよく分かりませんが、「そうか…!ややきついと思えるくらいだ」と考えれば、よく分かるのではないかと思いました。

そして、「ややきつい」と感じる程度は、トレーニングによって上げていくことが可能です。

運動経験の無い人は、チョッとしたウォーキングで「ややきつい」と感じ、トレーニングを積めば、かなり早いジョキングをやって、はじめて「ややきつい」と感じるでしょう。

だとすると、ストレスに対するバランス点も、きっと、上げていくことが可能に違いありません。

だからといって、「ややきつい」という強度は、際限なく上げていけるものでもありません。
どこかに、限度というものがあります。

また、個人差もあります。
絶対的なものではなく、相対的なものなのです。

トレーニングには、休養も必要です。

ONとOFF。
これも、忘れてはいけません。

エネルギー代謝から人生を見てみると、いろいろ発見がありますね。

解糖系、ミトコンドリア系、どちらも種の必然から産まれた代謝のシステムです。

役割の違いを理解した上で、上手に活用し、バランスしていくことが大切なんですね。

「1:1」の生き方!

これが、ストレスと上手に付き合っていく生き方なんだと思います。




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