やっぱり…腸!だった
久しぶりに、面白い本に出会いました。
脳はバカ 腸はかしこい
藤田紘一郎著
タイトルにひかれました(笑)。
人は誰でも、「幸せ」になりたいと思っていますよね。
「幸せ」を感じるのは、セロトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンの分泌があるからです。
セロトニンは、歓喜や快楽を伝え、ドーパミンは、気持ちを奮い立てたりやる気を起こす働きがあります。
だから、ポイントは、すっかり脳だとばかり考えていました。
ところが、セロトニンやドーパミンの前駆体をつくるのは、実は、腸だったというお話しです。
正確には、腸内細菌叢です。
セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から、ドーパミンは、フェニルアラニンという、こちらも、必須アミノ酸から作られます。
必須アミノ酸ですから、体内で合成することはできません。
食品から、摂る必要があります。
しかし、いくら材料があっても、腸内細菌がバランスよく増えていないと、合成できないのです。
作られた前駆体は、血液脳関門から、神経細胞によって、脳に運ばれます。
ブータンという国が、世界で最も「幸福度」の高い国だと言われています。
これは、きっと、価値観の問題なんだと思っていましたが…そうではないかも知れませんね…。
世界で一番、国民の腸内環境が良いのかも知れません(笑)。
価値観を変えていくのは簡単ではありませんが、腸内細菌叢を整える食生活なら、何とかなるのではありませんか。
この著作のなかで、一点だけ、間違った記述がありました。
運動に関することですが、血液中のブドウ糖は、エネルギー源にはなりません。
運動すると血糖値が下がるのは、運動によって血液中のブドウ糖がエネルギー源として消費されるからではなく、筋肉に取り込まれるからです。
ドクターは、運動が苦手なようです…(笑)。
著者は、自身も糖尿病で、糖質制限の食事をしています。
糖質と健康に関する記述も多く、きっと、参考になると思いますよ。
最後に、著者が実践する27項目の「腸がよろこぶ生活習慣」が書かれています。
すべてに共感できますが…とりわけ…26と27は、私もそうありたいと思います!
この著作には続きがあります。
50歳からは炭水化物をやめなさい 病まない・ボケない・老いない腸健康法
藤田紘一郎
こちらは、次回、ご紹介します。
皆さん、腸を鍛えましょう!!
脳はバカ 腸はかしこい
藤田紘一郎著
タイトルにひかれました(笑)。
人は誰でも、「幸せ」になりたいと思っていますよね。
「幸せ」を感じるのは、セロトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンの分泌があるからです。
セロトニンは、歓喜や快楽を伝え、ドーパミンは、気持ちを奮い立てたりやる気を起こす働きがあります。
だから、ポイントは、すっかり脳だとばかり考えていました。
ところが、セロトニンやドーパミンの前駆体をつくるのは、実は、腸だったというお話しです。
正確には、腸内細菌叢です。
セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から、ドーパミンは、フェニルアラニンという、こちらも、必須アミノ酸から作られます。
必須アミノ酸ですから、体内で合成することはできません。
食品から、摂る必要があります。
しかし、いくら材料があっても、腸内細菌がバランスよく増えていないと、合成できないのです。
作られた前駆体は、血液脳関門から、神経細胞によって、脳に運ばれます。
ブータンという国が、世界で最も「幸福度」の高い国だと言われています。
これは、きっと、価値観の問題なんだと思っていましたが…そうではないかも知れませんね…。
世界で一番、国民の腸内環境が良いのかも知れません(笑)。
価値観を変えていくのは簡単ではありませんが、腸内細菌叢を整える食生活なら、何とかなるのではありませんか。
この著作のなかで、一点だけ、間違った記述がありました。
運動に関することですが、血液中のブドウ糖は、エネルギー源にはなりません。
運動すると血糖値が下がるのは、運動によって血液中のブドウ糖がエネルギー源として消費されるからではなく、筋肉に取り込まれるからです。
ドクターは、運動が苦手なようです…(笑)。
著者は、自身も糖尿病で、糖質制限の食事をしています。
糖質と健康に関する記述も多く、きっと、参考になると思いますよ。
最後に、著者が実践する27項目の「腸がよろこぶ生活習慣」が書かれています。
すべてに共感できますが…とりわけ…26と27は、私もそうありたいと思います!
この著作には続きがあります。
50歳からは炭水化物をやめなさい 病まない・ボケない・老いない腸健康法
藤田紘一郎
こちらは、次回、ご紹介します。
皆さん、腸を鍛えましょう!!
この記事へのコメント
食生活の習慣を改めることが難しいのも、脳のトラップですね。
脳は確かに、奥深いものですよね。
それ以上に、人の成り立ちは神秘に思います。
人に関する、多くの知見に、耳を傾けていこうと思います。
面白いです(笑)!