空腹? それとも満腹?
世は、空前の「空腹」ブームですね(笑)。
火付け役の南雲先生は、いまや、引っ張りだこです。
確りと栄養を摂る方が良いのか…、それとも、一日一食、空腹を享受する方が良いのか…考えてみたいと思います。
南雲先生の食事をテレビで放映していましたが、本当にその通りならば、極めて質素で、基礎代謝分も摂れていないと感じました。
一つ疑問があります。
空腹は長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子を活性化するといわれています。
そこで、活性化して健康長寿「だった」とういう、データがあるのでしょうか?
そんな比較実験は無いんでしょうね。
先生の著作を読まずに、勝手なことを言う訳にもいきませんので、私が見聞きした情報をお伝えします。
介護予防運動指導員(東京都老人総合研究所/現・東京都健康長寿医療センター)の認定講習で、学んできたことです。
まずは、静岡県の農村保健衛生実地調査から推定した、大正時代の中流農家の食事です。
大人一人の基本となる食事は、米4合(大盛りごはん約7杯)、味噌汁6杯、たくあん20切れ、鮭の塩引き20g、週に2日は、鮭も無し、油脂類を摂取する習慣はなかったということです。
総エネルギー摂取の90%以上を、穀物(炭水化物)に依存しています。
一方、総摂取カロリーは、2,140kcalで、現代と大差ありません。
当時は、感染症による死亡率や、小児の死亡率の高さが深刻だったということです。
栄養学的には、明らかに、動物性タンパク質と脂質が不足しています。
第1回生命表(1891~1898年)の平均寿命は、男性42.8歳、女性44.3歳となっています。
現在の平均寿命は、男性80歳(世界第4位)、女性86歳(世界第1位/WHO 2011ランキング)と、ほぼ倍ですね。
平均寿命は、1947年を境に、伸びが顕著になっています。
1947年といえば…、終戦後ですね。
実は、食の洋風化こそが、現在の長寿の源泉だったということになります。
洋風化…というよりも、「多様化」ということです。
介入研究も行われ、頻回に動物性タンパク質と、脂質を摂取している方が、寿命が長いと結論付けています。
歳をとったら粗食といわれますが、それは老化の証しであって、自然な流れ、やっぱり、お元気な方は、よく食べます。
人はやがて、食べられなくなって虚弱し、枯れて逝くのが宿命なのです。
それなのに…、若いうちから一日一食、しかも、かなりの粗食…、大丈夫なんでしょうか…。
釡池先生は、一日一食でも、タンパク質も脂質も豊富で、しっかり召し上がっているように思いますが。
こんな本もありますよ。
確かに、炭水化物に極端に依存した現代の食生活は、ある種の栄養失調であるのかもしれません。
糖尿病は、食の洋風化が主因だとするのは、少しばかり強引ですよね。
食が洋風化したことと、糖尿病が増えたことを、たんに結びつけただけで、根拠となるデータは何もないのではないかと思います。
この週末に、ゆっくり読もうと思います。
感想は後程。
お陰様で、下記の著作、早くも第2刷が7/25発売で5,000部の増刷になり、合わせて、14,000部となりました。
これからも、少しでも、皆さんの健康に貢献していこと思います。
火付け役の南雲先生は、いまや、引っ張りだこです。
確りと栄養を摂る方が良いのか…、それとも、一日一食、空腹を享受する方が良いのか…考えてみたいと思います。
南雲先生の食事をテレビで放映していましたが、本当にその通りならば、極めて質素で、基礎代謝分も摂れていないと感じました。
一つ疑問があります。
空腹は長寿遺伝子のサーチュイン遺伝子を活性化するといわれています。
そこで、活性化して健康長寿「だった」とういう、データがあるのでしょうか?
そんな比較実験は無いんでしょうね。
先生の著作を読まずに、勝手なことを言う訳にもいきませんので、私が見聞きした情報をお伝えします。
介護予防運動指導員(東京都老人総合研究所/現・東京都健康長寿医療センター)の認定講習で、学んできたことです。
まずは、静岡県の農村保健衛生実地調査から推定した、大正時代の中流農家の食事です。
大人一人の基本となる食事は、米4合(大盛りごはん約7杯)、味噌汁6杯、たくあん20切れ、鮭の塩引き20g、週に2日は、鮭も無し、油脂類を摂取する習慣はなかったということです。
総エネルギー摂取の90%以上を、穀物(炭水化物)に依存しています。
一方、総摂取カロリーは、2,140kcalで、現代と大差ありません。
当時は、感染症による死亡率や、小児の死亡率の高さが深刻だったということです。
栄養学的には、明らかに、動物性タンパク質と脂質が不足しています。
第1回生命表(1891~1898年)の平均寿命は、男性42.8歳、女性44.3歳となっています。
現在の平均寿命は、男性80歳(世界第4位)、女性86歳(世界第1位/WHO 2011ランキング)と、ほぼ倍ですね。
平均寿命は、1947年を境に、伸びが顕著になっています。
1947年といえば…、終戦後ですね。
実は、食の洋風化こそが、現在の長寿の源泉だったということになります。
洋風化…というよりも、「多様化」ということです。
介入研究も行われ、頻回に動物性タンパク質と、脂質を摂取している方が、寿命が長いと結論付けています。
歳をとったら粗食といわれますが、それは老化の証しであって、自然な流れ、やっぱり、お元気な方は、よく食べます。
人はやがて、食べられなくなって虚弱し、枯れて逝くのが宿命なのです。
それなのに…、若いうちから一日一食、しかも、かなりの粗食…、大丈夫なんでしょうか…。
釡池先生は、一日一食でも、タンパク質も脂質も豊富で、しっかり召し上がっているように思いますが。
こんな本もありますよ。
確かに、炭水化物に極端に依存した現代の食生活は、ある種の栄養失調であるのかもしれません。
糖尿病は、食の洋風化が主因だとするのは、少しばかり強引ですよね。
食が洋風化したことと、糖尿病が増えたことを、たんに結びつけただけで、根拠となるデータは何もないのではないかと思います。
この週末に、ゆっくり読もうと思います。
感想は後程。
お陰様で、下記の著作、早くも第2刷が7/25発売で5,000部の増刷になり、合わせて、14,000部となりました。
これからも、少しでも、皆さんの健康に貢献していこと思います。
この記事へのコメント
一食辺りは空腹クラスな食事を×6~7回/日。この場合はどちらに傾くのか、減量中にふと思いを馳せつつShoさんこんにちわヾ(=^▽^=)ノ
悩むほどに人生が楽しくなる生活を送り続けて、『脳筋だね』と言われる位に筋肉を増やしたい日々です。
悩んで出した答えの先にはまた難題♪この連鎖を糧に頑張っています(笑)
ひとまず、著書ゲットしました!のご報告にて(^^)v
暑いですねぇ~~
今日は、久しぶりに、世間並に3連休を享受させてもらってます。
…ということで、今日は終日、「片づけ」の時間がとれました(笑)。
もう少し涼しくなったら、1時間のスロージョキングしようと思います。
ところで、拙著の購入、ありがとうございます!
また、読後感想など頂けると、ありがたいです。
こんなに暑くなると、「満腹」といっても、水分で満腹になってしまいそうです。
食事の分割は、コントロールが難しいのではありませんか?
どちらかというと、ついつい、食べ過ぎの方向に行きそうです。
セルフコントロールが必要でしょうね。
あるいは、いつもの食事を用意して、それを、2回に分けて食べる(3×2=6食)とか…。
インスリンの分泌、糖質管理と合わせて、セーブはできそうですね。
脱水に注意して、減量、頑張ってください!
ところで増刷おめでとうございます。あの本がどんどんと普及されますように。私の体験から
素晴らしい本だと申し上げたい。
相変わらずの座禅三昧ですね(笑)。
羨ましいです。
ところで、関節や筋の柔軟体操…即ち、ストレッチですね。
このあたりが、次期出版のテーマになりそうです。
今回の著作も、全力投球したという充実感はあります。
さらに、多くの皆様に運動を啓蒙していくために、出版を企画していこうと考えています。
股関節…重要ですよ!