糖質制限の落とし穴…

老化って…何なんだろう…?

ズバリ、筋・骨格の衰えです!

また、筋の話しかと思わないでください(笑)。

実際、そうなんです。

筋と言えば、骨格筋(体を動かす為の筋)だけでなく、内臓も筋組織です。

骨格筋と違い、平滑筋という筋で、いわゆる不随意筋と呼ばれ、意識的なコントロールはできない筋です。

そのエネルギー源は、酸化機構で、脂肪をエネルギー源としています。

内臓(平滑筋)の衰えも、加齢と直結していますよね…。

骨だって、骨粗鬆症等の加齢リスクがあります。

とりわけ骨格筋の衰えは、「介護」に直結するリスクなんです。

先の記事で、高齢になったら、パラダイムの転換が必要だと述べました。

その意味から、今、懸念していることがあります。

それは、「糖質制限によって、A1cさえコントロールできればいい」という考えです。

確かに、糖質制限を糖尿病発覚当初から実践すれば、A1cは顕著に改善できると思います。

しかし、それは中年期までの話です。

高齢期には、それだけでは不十分なのです。

中年期までは、病気のコントロールが主眼であり、これが最重要なポイントです。

ところが、さまざまなリスクを乗り越え、高齢期まで生き残ったのであれば、老化防止、即ち、アンチエイジングが最重要課題となってきます。

その際、運動は不可欠の要素となります。

運動のもたらす、筋の維持・増大が大切なんです。

だからこそ、今から(できるだけ早くからの)、運動による「貯筋」が有効となります。

A1cのコントロールは、糖質制限だけでなく、運動を伴うことが必要です。

糖尿病にとって、糖質制限が有効なのは中年期までの話しです。

高齢期以降は、むしろ、運動の比率が高まります。

糖尿病の管理…私は、運動と糖質管理であって、糖質管理より先に、運動があると考えています。

今は糖質制限でコントロールできていても、それだけでは、本質的な健康管理にはなっていないということをご理解ください。

必ずやってくる現実が、老化です。

本と末を転倒しないように生きたいものです。








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この記事へのコメント

生駒山
2011年07月11日 07:58
まったく同感ですね。もっとも江部先生にしても釜池先生にしても運動はされてますけどね。
あくまでも糖尿病の治療に絞った観点でお話されているのでしょう。
8日にゴルフに行きました。意識してカートには乗りませんでした。ところが今年はばてないのです。やはり、1年間の運動の成果なんでしょうね。毎日1時間30分も歩いていますもんね。老化は足から来ますねえ。親父を見ていてそう実感します。
sho
2011年07月11日 21:10
生駒山さん、こんばんは。

両先生ともに、運動しているにもかかわらず、糖質制限が全面に出ていますよね。

まずは、糖尿病管理には、運動よりも糖質制限ということなんでしょう。

ある時期までは、それでいいと思いますが、やはり、運動が伴わなければ、意味が無いと思います。

ある意味、思いっきり運動できるのであれば、糖質制限の意味も、薄れてしまいますよね。

私たちの「本」は、健康管理です。

最近の生駒山さんの成果には、感心しきりですが…(笑)。

私も、生駒山さんを目指して、頑張ります!
生駒山
2011年07月12日 14:25
私の場合は、老化ですね。私の糖尿病も老化の現れかもしれません。若い人の糖尿病とちょっと違うかもしれません。
そう考えると、私の場合は、食事改善と運動は両輪ですね。それにしても運動理論も奥が深い。宮本さんに乳酸のお話を伺ったこともあり、八田秀雄先生の「乳酸と運動生理・生化学」を購入しました。いゃー、面白い。
sho
2011年07月12日 20:46
生駒山さん、こんばんは。

ついに、乳酸にまで行きましたか…(笑)。

八田先生の著作では、「エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング」/講談社が、読み易く具体的でお勧めです。

中年期までは、病気の管理がメインになりますが、それ以降は、老化との戦いです。

その際には、どうしても運動が必須のものとなります。

一部、特例はあるかも知れませんが、統計的には、運動せずにアンチエイジングはあり得ないということです。

仰る通り…奥は深いです(笑)。




生駒山
2011年07月14日 11:52
今日発売の週刊文春に糖尿病特集があり、牧田善二先生が顔写真入りで登場しておりました。もっとも糖質制限の話はありませんでしたが。糖尿病の恐ろしさを知らしめることは結構なことだと思います。来週は、新しい治療薬のお話だそうです。しかし、治療薬が新しくなったからと言って、糖質を摂取している限り、血糖値の安定は難しいと思いますがね。
sho
2011年07月14日 20:47
生駒山さん、こんばんは。

今や、牧田先生は売れっ子ですよ(笑)。

新しい治療薬…インクレチン製剤なんでしょうね…。

糖尿病と糖質管理は、切ってもい切れない関係だと思います。

薬以前に…!

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