今度は正解か?!「ためしてガッテン」
先日の「ためしてガッテン」…、またまた、糖尿病関連だったようです。
私は、見逃しましたが、番組を見た女房から報告をもらいました(笑)。
今回の内容は、どうやら、評価に値するものだと、いっていいように思います。
それは、いわゆる「インクレチン製剤」のことではありません。
番組で、画期的な新薬と紹介されていたようですが、それはそれで、特に真新しい情報でもないし、薬の評価と番組の評価とは別の問題です。
評価できる点は、糖尿病管理の三つの柱に、新たな、もう一本の柱を加えたことです。
それは、血糖自己測定…即ち、SMBGです!
食事療法、運動療法、薬物療法に、新たに、「測定する」という「療法」を加えたことは、実は、画期的なことだと思います。
「AGEマキタ式血糖低下法」では、このSMBGが柱になっています。
私も、「なぜ、血糖値を自己測定するだけで、糖尿病が改善されるのか?」と、3年前にAGEクリニックに初めて訪れ、牧田先生から言われたことに、疑心暗鬼だったのです。
ところが、それこそ、「ためしてガッテン」しました(笑)。
例えば、何を食べれば血糖値が上がり、何が血糖値を上げないのかは、すぐに分かります。
炭水化物は脳に必要だとかなんとか、理屈を言うまでもなく、たちまち、血糖値を上げてしまうことを確認できるのです。
火に油を注ぎながら、その火を消化するような、自己矛盾に気付くことができます。
また、運動前後に測定すれば、運動は確実に血糖値を下げることも確認できます。
そこから、セルフ・コントロール(自己管理)のスタートを切ることができるんですね。
私は、セルフ・コントロール(自己管理)を、下記のようにあらわしています。
【記録する⇒確認する⇒改善する⇒計測する】という循環です。
「循環」ですから、どこから始まってもいいのですが、今回、より分かり易くするため、私の著作では、下記のように循環を更新しています。
【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】
計測するだけでなく、結果を記録し、その結果をよく読み込み、改善策を練り、実行する。
その実行結果を、また測定し…と、繰り返していくことこそ、セルフ・コントロール(自己管理)なのです。
セルフ・コントロールというと、すごく難しいこのように感じられるかも知れませんが、実に、簡単なことだったんです。
食べることを我慢したり、無理やり運動することがセルフ・コントロール(自己管理)ではないんですね。
上記の循環を、毎日、飽くことなく回していくことなんです!
このことを、テレビ番組で取り上げたということが、評価に値する点でしょう。
番組で、【循環】まで踏み込んだのか、あるいは、どのような論拠だったのか…、是非、再放送を見てみようと思います。
おそらく、番組を見た多くの視聴者は、「インクレチン製剤」に関心を持ったのだろうと思います。
しかし、それよりも、「測定すること」の方が、実は大切な情報です。
投薬は、ドクターの専権事項、しかし、食事と運動は、我々の専権事項です。
食事療法と運動療法は、メソッド(方法・方式)。
食事と運動を、下支えするのが、【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】の循環、即ち、セルフ・コントロール(自己管理)です。
トレーニングに「唯一無二」のものがないように、セルフ・コントロール(自己管理)も、個別性があり、「唯一無二」ではないのです。
だからこそ、「自己」管理といいます。
【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】の循環こそが、セルフ・コントロール(自己管理)の本質です。
メソッドについては、大いに学んで頂きたいと思います。
是非、こちらに参加してください。
尚、著作では、血糖測定器の他に、体組成計と心拍計を加えて、糖尿病のセルフ・コントロール(自己管理)の「測定器」としています。
こちらの著作も、是非、ご一読を!
私は、見逃しましたが、番組を見た女房から報告をもらいました(笑)。
今回の内容は、どうやら、評価に値するものだと、いっていいように思います。
それは、いわゆる「インクレチン製剤」のことではありません。
番組で、画期的な新薬と紹介されていたようですが、それはそれで、特に真新しい情報でもないし、薬の評価と番組の評価とは別の問題です。
評価できる点は、糖尿病管理の三つの柱に、新たな、もう一本の柱を加えたことです。
それは、血糖自己測定…即ち、SMBGです!
食事療法、運動療法、薬物療法に、新たに、「測定する」という「療法」を加えたことは、実は、画期的なことだと思います。
「AGEマキタ式血糖低下法」では、このSMBGが柱になっています。
私も、「なぜ、血糖値を自己測定するだけで、糖尿病が改善されるのか?」と、3年前にAGEクリニックに初めて訪れ、牧田先生から言われたことに、疑心暗鬼だったのです。
ところが、それこそ、「ためしてガッテン」しました(笑)。
例えば、何を食べれば血糖値が上がり、何が血糖値を上げないのかは、すぐに分かります。
炭水化物は脳に必要だとかなんとか、理屈を言うまでもなく、たちまち、血糖値を上げてしまうことを確認できるのです。
火に油を注ぎながら、その火を消化するような、自己矛盾に気付くことができます。
また、運動前後に測定すれば、運動は確実に血糖値を下げることも確認できます。
そこから、セルフ・コントロール(自己管理)のスタートを切ることができるんですね。
私は、セルフ・コントロール(自己管理)を、下記のようにあらわしています。
【記録する⇒確認する⇒改善する⇒計測する】という循環です。
「循環」ですから、どこから始まってもいいのですが、今回、より分かり易くするため、私の著作では、下記のように循環を更新しています。
【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】
計測するだけでなく、結果を記録し、その結果をよく読み込み、改善策を練り、実行する。
その実行結果を、また測定し…と、繰り返していくことこそ、セルフ・コントロール(自己管理)なのです。
セルフ・コントロールというと、すごく難しいこのように感じられるかも知れませんが、実に、簡単なことだったんです。
食べることを我慢したり、無理やり運動することがセルフ・コントロール(自己管理)ではないんですね。
上記の循環を、毎日、飽くことなく回していくことなんです!
このことを、テレビ番組で取り上げたということが、評価に値する点でしょう。
番組で、【循環】まで踏み込んだのか、あるいは、どのような論拠だったのか…、是非、再放送を見てみようと思います。
おそらく、番組を見た多くの視聴者は、「インクレチン製剤」に関心を持ったのだろうと思います。
しかし、それよりも、「測定すること」の方が、実は大切な情報です。
投薬は、ドクターの専権事項、しかし、食事と運動は、我々の専権事項です。
食事療法と運動療法は、メソッド(方法・方式)。
食事と運動を、下支えするのが、【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】の循環、即ち、セルフ・コントロール(自己管理)です。
トレーニングに「唯一無二」のものがないように、セルフ・コントロール(自己管理)も、個別性があり、「唯一無二」ではないのです。
だからこそ、「自己」管理といいます。
【計測する⇒記録する⇒確認する⇒改善する】の循環こそが、セルフ・コントロール(自己管理)の本質です。
メソッドについては、大いに学んで頂きたいと思います。
是非、こちらに参加してください。
尚、著作では、血糖測定器の他に、体組成計と心拍計を加えて、糖尿病のセルフ・コントロール(自己管理)の「測定器」としています。
こちらの著作も、是非、ご一読を!
この記事へのコメント
途中からでしたけどガッテン!みましたよ。
SMBGの紹介は番組の後半でやっていたので
新薬の情報よりも印象に残ると思います。
あたしも「おおおお!」と声を出してしまいましたw
街中でSMBGして数値を発表してましたが、300超えのおじさんがいました。
「りっぱな糖尿病レベルですね~」なんてノンキなコメントが入り、スルーされてましたが。。。
コメント席には仮○崎さんが!
もちろん計ってませんでしたがね。
メジャーな番組なので影響力もあります。
糖尿病は自分で管理して行くもの!
体重を計るように血糖値も計りましょう☆
そいえば山瀬まみちゃんが
「体重計で血糖値も一緒に計れればいいのに」って言ってました。
あたしも同感です(笑)
見ましたか…。
多分、SMBGに言及した番組…初めてじゃないでしょうか。
でも、この番組の反応の多くは、インクレチン製剤なんですよ。
私の、インクレチンに関する記事へのアクセスは、一日で数百(千に近い)です。
しかし、SMBGからの検索は皆無(笑)。
もっと、血糖測定という行為そのものが、ポピュラーになれば良いですね!
私もガッテンを見ました。
「糖尿病が治る可能性を秘めている。夢の薬」みたいな事を言っていましたから、インクレチンでアクセス数が増えるのは当然でしょうね。
治らないでしょうし、膵β細胞も増えないとは思っています。加齢や高血糖によるβ細胞の数が減少するのが食い止められれば画期的かと。あくまで個人的な見解ですけど。
とはいえ、私もジャヌビアの使用をここ数ヶ月、主治医と話しています。1月には二週間の処方制限が無くなるので、そのタイミングでグルファストから切り替えようかと思っています。
SMBGは番組ではおじいさんが被験者になっていました。結局はカロリー制限していましたね。
300越えおじさん、居ましたねぇ。笑っている場合じゃないだろうって、思いましたよ。
目は見えなくなるわ、腎臓も悪くなる。
それで、主治医を岡本先生に変更されるわけですが、なんでそうなるのかなんですけどね。
とりあえず、インスリンを打っておけばなんとかなるということなんでしょうかねえ。
私の周りでもそんな人がおります。
ごちそうが食べたいからインスリンを打つ。
本末転倒のような気もするのですがね。
まあ、自己管理ですから口出しできませんが。
なにやら糖尿病治療を見ているとその人の人生観なんかが垣間見られるように思う今日この頃です。
お久しぶりです!
年明けに、ジャヌビアの処方制限が無くなるんですね。
それで、処方が増えるかも知れませんね。
いすれにしても、インクレチン効果は、インスリンの自己分泌が無いと、効果はありません。
㏍さんの場合は、効くかも知れませんね。
β細胞の修復効果は…?ですけど(笑)。
きっと、300超の人って…、ゴロゴロいるんじゃないでしょうか!!
本当に、笑いごとじゃありません。
そうですね…、インスリンは治療薬ではないということは、患者に伝わっていないということかも知れません。
治療薬…、例えば、抗生物質などは、ただそれを飲むだけで、症状が改善されます。
ところが、インスリンは、血糖値を下げるインスリンホルモンを外部から補充するもの。
治療の「意味」が違うんですよね。
やはり、運動と食事の改善は必要です。
≪なにやら糖尿病治療を見ているとその人の人生観なんかが垣間見られるように思う今日この頃です≫
そうですね!
本当に…「変えられない」人も多い…と思います。
己の怠け心の矯正に生かしている私です。
内気なので(自称…)なかなかコメ残せず、
これで、やっと2回目のコメです。
そうそう!
先日はブログ読後、「かんたん体操」を
即効Amazonで買いました♪♪
さて、本日は定期通院だったのですが、
例のガッテンのトカゲで知れ渡った新薬(?)「バイエッタ」処方してもらいました。
実は、2008年3月に糖質制限食を始めてから、
ずっと落ちなかったHbA1cも8%台から、
短期間で5%台へと改善されていたのですが、
今年になってから、気の緩みと運動不足で
6%台に、そして今日は遂に7%に突入。
食事と運動とSMBGは基本の大前提として
以前より気になっていた、DPP-4阻害剤を
主治医に打診してみたところ、
先週出たばかりの「バイエッタ」はどうか?
という、思わぬ展開になったのでした。
私の場合、インスリン依存型でないことと
2006年にGLP1の治験で試験薬に当たり(?)
当時、それなりの効果が認めれたこと、
何より患者側から水を向けた形になったことで主治医としても勧めやすかったのかと…。
このGLP1受容体作動薬「バイエッタ」
実は、今回一番嬉しかったのが、
この「バイエッタ」が処方される場合、
血糖測定器とセンサー諸々に
保健がきくことでした!!
4年前、自費で購入したものが古くなり、
新しいものを購入しようと思っていた
まさに、そのタイミングだったので、
願ったり叶ったり、です。
今迄は、インスリンを処方されない限り
毎月にかかるセンサーや穿刺針など、
全て自己負担やむなしと諦めていたのに!
来年には、使用後のデータ、感想など、
ご報告できればと思ってます。
長文になり失礼いたしました。
どうか、気軽にコメントしてください(笑)。
拙著の購入、ありがとうございます!
きっと、お役に立てると思います!
ところで、「バイエッタ」は、注射型のインクレチン製剤なんですね。
それだと、測定チップも保険適用なんですか…!?
それは、ありがたいですね!
飲み薬では、適用になりませんよね。
是非、効果と使用感など、お知らせください。
インクレチン効果は、インスリンの高度化です。
基本的に、インスリンの分泌が無ければ、効かないんですよね。
効かないというよりも、意味が無いというべきでしょうか。
果たして、A1cの悪化が、「気の緩みと運動不足」だけなのかどうか、検証も必要だと思います。
私も、同じような傾向ですが、どうも、基礎分泌が減っているように思います。
来月には、再度、精密測定しますが、A1cは7%台に入る可能性もあります。
そうなると、薬物療法…という話がでるのでしょうね。
私も、様々な可能性を考えていくことにします。
お互い、頑張りましょう!