ファーストフードから考える、日本…
今日の読売新聞に、「低所得者ほど肥満…」という特集記事がありました。
当然、流れとしては、肥満⇒生活習慣病⇒短命となるわけです。
また、所得が低ければ、治療にお金を使えないという点が、問題を加速させます。
一方で、国は「医療ツーリズム」を推進して、外国の高所得者層を囲い込み、あらたなビジネスの構築をサポートするとの記事もあります。
何か、釈然としませんよね。
医師は「医療崩壊」を叫び、多くの健康保険組合は赤字に喘ぐ…。
「医療ツーリズム」も結構ですが、我々の医療は、先の低所得者層の問題含めて、一体、どこに向かって行くのでしょうか?
私も、低所得者層なので、気になります(笑)。
さて、低所得者層が、なぜ問題なのかというと、記事によれば「ファーストフード」中心の食事に問題があるという事でした。
その点は、間違いないと思いますが、問題は、とりわけ脂質過多だといいます。
しかし、事はそんなに単純なのでしょうか?
私には、どうも、それは「固定観念」のように思えるのです。
そこで、実際に調べてみました。
脂質と炭水化物しか記載しませんが、残カロリーがタンパク質相当分です。
【朝食】
≪吉野家≫
牛丼特盛り
総カロリー 1008kcal
脂質 39.7g 357kcal⇒35.4%/摂取カロリー比
炭水化物 124.3g 497kcal⇒49.3%/摂取カロリー比
【昼食】
≪マクドナルド≫
ダブルチーズバーガー
ポテトM
コーラM
すべての合計で記載します。
総カロリー 1074kcal
脂質 50.8g 457kcal⇒42.4%/摂取カロリー比
炭水化物 123.3g 492kcal/摂取カロリー比
【夕食】
≪幸楽苑≫
中華そば
ごはん200g
総カロリー 917kcal
脂質 18.1g 162kcal 17.7%/摂取カロリー比
炭水化物 157.4g 639kcal 68.6%/摂取カロリー比
【一日の合計】
総摂取カロリー 2999kcal
脂質108.6g 997.4kcal 32.5%
炭水化物 405g 1620kcal 54%
残りがタンパク質で、13.5%
総摂取カロリーからすれば、ある程度、体を動かす職業につく男性であれば、特に多すぎるという事はありませんね。
しかし、職業についていないとしたら…?
あるいは、運動量、活動量はどうなのでしょう?
脂質は、ややオーバーかと思いますが、極端にオーバーしている訳でもありません。
厚生労働省の最新の指針では、35%を上限としていますので、一応、限度内に収まっていますよね。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4g.pdf
脂質に問題があるとすれば、量ではなく「質」の問題でしょう。
トランス脂質の存在が気になりますよね。
炭水化物に関しては、厚労省指針では、50~70%と広く構えています。
ただし、炭水化物の最低必要量は100g(400kcal)とし、さらに、肝臓の糖新生を勘案すれば、それ以下でも良いと明言しています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4h.pdf
炭水化物の摂取は、必要なタンパク質量(体重×2g程度)、上限以下(35%)の脂質を差し引いたものという事で、上記のような幅になっているようです。
要するに、活動エネルギー量や、体の状況、あるいは、食べ物の嗜好や経済状況に合わせて、炭水化物で調整しなさいということです。
そう考えれば、「ファーストフード」って、経済的な緊急避難だとすれば、なにも問題がないように見えませんか(笑)?!
勿論、我々の耐糖能で、一日405g!の炭水化物は…、摂取不可能ですが(笑)。
上記の食事では、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。
また、タンパク質もやや足りません。
仮に、経済的に問題があっても、野菜は他の栄養素に比べれば格安です。
また、大豆製品も、良質なタンパク質を豊富に含んでいます。
このように、野菜や大豆製品を朝、昼、夜、どこかに上手に加えていけば、「ファーストフード」との組みあわせであっても、経済的に栄養のバランスを図ることは可能だと思います。
問題は、「運動不足」です!
経済的に余裕がなければ、運動しようと考える余裕もないでしょう…。
仕事がなければ、体も動かせません…。
国も本気で医療を何とかしたいのなら、「医療ツーリズム」なんてどうでもいいので、予防医療、即ち、国民皆運動のための施策を打ってもらいたいと思います!
一応、すべての国民が一週間に一度は運動できるようにという、厚労省の指針はありますが、実際に、そんなインフラはありません。
学校の体育館だって、公立の体育館だって、一杯一杯で、新規に借りることは不可能です。
一体、どこで運動すれば良いんですか?
運動する自由って、憲法で保障されている基本的人権であること、ご存知でしたか?
当然、流れとしては、肥満⇒生活習慣病⇒短命となるわけです。
また、所得が低ければ、治療にお金を使えないという点が、問題を加速させます。
一方で、国は「医療ツーリズム」を推進して、外国の高所得者層を囲い込み、あらたなビジネスの構築をサポートするとの記事もあります。
何か、釈然としませんよね。
医師は「医療崩壊」を叫び、多くの健康保険組合は赤字に喘ぐ…。
「医療ツーリズム」も結構ですが、我々の医療は、先の低所得者層の問題含めて、一体、どこに向かって行くのでしょうか?
私も、低所得者層なので、気になります(笑)。
さて、低所得者層が、なぜ問題なのかというと、記事によれば「ファーストフード」中心の食事に問題があるという事でした。
その点は、間違いないと思いますが、問題は、とりわけ脂質過多だといいます。
しかし、事はそんなに単純なのでしょうか?
私には、どうも、それは「固定観念」のように思えるのです。
そこで、実際に調べてみました。
脂質と炭水化物しか記載しませんが、残カロリーがタンパク質相当分です。
【朝食】
≪吉野家≫
牛丼特盛り
総カロリー 1008kcal
脂質 39.7g 357kcal⇒35.4%/摂取カロリー比
炭水化物 124.3g 497kcal⇒49.3%/摂取カロリー比
【昼食】
≪マクドナルド≫
ダブルチーズバーガー
ポテトM
コーラM
すべての合計で記載します。
総カロリー 1074kcal
脂質 50.8g 457kcal⇒42.4%/摂取カロリー比
炭水化物 123.3g 492kcal/摂取カロリー比
【夕食】
≪幸楽苑≫
中華そば
ごはん200g
総カロリー 917kcal
脂質 18.1g 162kcal 17.7%/摂取カロリー比
炭水化物 157.4g 639kcal 68.6%/摂取カロリー比
【一日の合計】
総摂取カロリー 2999kcal
脂質108.6g 997.4kcal 32.5%
炭水化物 405g 1620kcal 54%
残りがタンパク質で、13.5%
総摂取カロリーからすれば、ある程度、体を動かす職業につく男性であれば、特に多すぎるという事はありませんね。
しかし、職業についていないとしたら…?
あるいは、運動量、活動量はどうなのでしょう?
脂質は、ややオーバーかと思いますが、極端にオーバーしている訳でもありません。
厚生労働省の最新の指針では、35%を上限としていますので、一応、限度内に収まっていますよね。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4g.pdf
脂質に問題があるとすれば、量ではなく「質」の問題でしょう。
トランス脂質の存在が気になりますよね。
炭水化物に関しては、厚労省指針では、50~70%と広く構えています。
ただし、炭水化物の最低必要量は100g(400kcal)とし、さらに、肝臓の糖新生を勘案すれば、それ以下でも良いと明言しています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/05/dl/s0529-4h.pdf
炭水化物の摂取は、必要なタンパク質量(体重×2g程度)、上限以下(35%)の脂質を差し引いたものという事で、上記のような幅になっているようです。
要するに、活動エネルギー量や、体の状況、あるいは、食べ物の嗜好や経済状況に合わせて、炭水化物で調整しなさいということです。
そう考えれば、「ファーストフード」って、経済的な緊急避難だとすれば、なにも問題がないように見えませんか(笑)?!
勿論、我々の耐糖能で、一日405g!の炭水化物は…、摂取不可能ですが(笑)。
上記の食事では、ビタミンやミネラルが不足してしまいます。
また、タンパク質もやや足りません。
仮に、経済的に問題があっても、野菜は他の栄養素に比べれば格安です。
また、大豆製品も、良質なタンパク質を豊富に含んでいます。
このように、野菜や大豆製品を朝、昼、夜、どこかに上手に加えていけば、「ファーストフード」との組みあわせであっても、経済的に栄養のバランスを図ることは可能だと思います。
問題は、「運動不足」です!
経済的に余裕がなければ、運動しようと考える余裕もないでしょう…。
仕事がなければ、体も動かせません…。
国も本気で医療を何とかしたいのなら、「医療ツーリズム」なんてどうでもいいので、予防医療、即ち、国民皆運動のための施策を打ってもらいたいと思います!
一応、すべての国民が一週間に一度は運動できるようにという、厚労省の指針はありますが、実際に、そんなインフラはありません。
学校の体育館だって、公立の体育館だって、一杯一杯で、新規に借りることは不可能です。
一体、どこで運動すれば良いんですか?
運動する自由って、憲法で保障されている基本的人権であること、ご存知でしたか?
この記事へのコメント
ヨーロッパのティータイム的な感じで、午後1時から国民トレーニングタイムってのを作って、税金をそういう施設運営整備に当てれば…
追記:腹筋の膨隆が際立ってきました(燃)
>ヨーロッパのティータイム的な感じで、午後1時から国民トレーニングタイム
良いアイディアですね!
文科省では、一地域に一つ、地域総合型スポーツクラブ(NPO)の創設を提唱していますが、そもそも、活動の基盤となる施設がありません。
やはり、官僚が机の上で考えることには、限界があると思います。
業界やスポーツ関係者、医療関係者を含めて、諮問委員会などを設置して、現場から考えることが必要でしょうね。
ところで、蝶々さんは「イージーゲーナー」でしょうか(笑)。
私は、どうやら「ハードゲイナー」…。
なかなか筋トレの成果が得られません(笑)。
それでも、この最近は、1.5㎏ほど体重が増えました。
体脂肪も1%増ですが、筋は肥大の方向に向っていると思います。
お互いに、頑張りましょう!
イージーゲイナーかどうかは不明ですが、もともと40キロ以上の重り(脂肪)をつけた生活でしたから、筋肉量はあったのかもです(笑)そのおかげか、体脂肪を淘汰してからの筋トレや加圧状態でもある程度の負荷に耐えれるため筋肥大が順調なのかもしれません(笑)まあ、やはり継続に勝るものはありません(^-^)イージーでもハードでも、目標に向かって続けることが大切ですよね(*^□^*)
追記:サーキットトレ後の体組成で内蔵脂肪Level5になりました!!
順調な筋肥大だと思いますよ~(笑)。
私は、伸び悩んではいますが、継続を心がけ、さらにシフトアップしようと思います。
糖尿病は「筋肉病」ともいわれています。
糖貯蔵庫である筋の衰えが、発症のきっかけにもなります。
体つくりは、中長期的には、糖尿病管理の決め手ですからね。
ちなみに、私の内臓脂肪レベルは、「6」です。
まぁ、体組成計の簡易測定値ですが…。