炭水化物ダイエットと、糖尿病患者にとっての糖質制限

しっかりと主食(炭水化物)を摂って、カロリーを制限すべきなのか、あるいは、血糖値を上げる原因となる炭水化物(糖質)を制限すべきなのか…。

(以下、炭水化物=糖質として書いています)

我々糖質制限派(糖質に注意を払う、あるいは管理するという意味で、カーボカウントも含みます)は、血糖管理の必要性から、糖質に関する管理が欠かせないと考えています。

勿論、これは糖尿病専門医のアドバイスによります。

また、欧米では、糖尿病の常識的な食事療法として捉えられています。

1gの糖質が、3mg血糖を上げるといわれています。

カロリーを抑えても、炭水化物の量が多ければ、食後の血糖を管理することはできません。

薬で抑えることには限界があり、病状は時の経過とともに悪化していくのが普通です。

現在、カロリーを制限する食事を行っている方は、おおよそ、このシナリオに沿った経過をたどることになると思います。

事実、糖質制限にたどり着く前の私がそうだったのです。

また、インスリン注射を使っている場合には、炭水化物量のカウントが必要で、コントロールが難しくなってきます。
この場合には、高血糖のリスクよりも、低血糖に注意しなければなりません。

なぜか、カロリー制限を行っている方々は、インスリンを使っている方を除いて、SMBG(血糖自己測定)を行っていない方が多いように思います。

SMBGを行っていれば、食後血糖の高さに驚くはずです…。

SMBGを行っていないので、気がつかないといっても良いと思います。

糖尿病患者の糖質制限食に関する反対意見の多くが、低炭水化物ダイエットのデメリットを挙げています。

しかし、低炭水化物ダイエットのデメリットのすべてが、糖尿病でない健常人を対象に語られていることに、注意を払わなければならないのではないでしょうか。

いわく、脳へのブドウ糖不足?

それでは、一体、我々の随時血糖はどれ位なのでしょうか…?

健常人よりも、はるかに高いのです。
脳へは、常に十分なブドウ糖が供給されているはずです。

逆にいえば、我々は健常人よりもはるかに少ない糖質で、効率的に?!脳へブドウ糖を供給できるという事です(笑)。

ちなみに、仮にごはんを食べなくても、野菜にはたっぷりと炭水化物が含まれています。

脳への極端なブドウ糖不足、これを低血糖といいますが、薬やインスリンを使っていない場合、低血糖のリスクはほとんどないと思います。

米(こめ)が日本の文化であり、日本人が穀物を主食とすることに、あえて反対するわけではありませんが、糖尿病であると診断されたら、当面は、血糖値を上げる要因である炭水化物を制限するのが、リスク管理の本筋です。

欧米人であれ、日本人であれ、人体に必要な栄養素は、タンパク質と脂質、炭水化物(糖質)は人体のエネルギーという公式は、変わらないと思います。

そもそも、現代人は、それ程多くのエネルギー源を必要としていません。

腸の長さが長い短いはあるにせよ、栄養素の働きに、日米欧の違いはないのです。

低炭水化物ダイエットのデメリットを主張する論文の多くが、最後に、「ただし、それを必要とする糖尿病患者を除く」という一文を載せています。

これを、見落とさないで頂きたいと思います。

低炭水化物ダイエットのデメリットは、あくまでも健常人のものです。

糖尿人は、炭水化物を摂取すれば、必ず、血糖値が上がります。

我々にとっては、運動量の少ない健常人以上に、糖質摂取は少なくても十分なはずです。

何しろ、血糖値を上げることに関しては、健常人以上の効率?!があるのですから…。









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この記事へのコメント

糖尿おじさん
2008年12月26日 09:46
いつもいい記事をありがとうございます。

糖質制限はまだ9年ぐらいしか実施されていないので、安全かどうか?皆怪しがっている状況かもしれませんね。

我々があと5年元気でいれば、安心して始める方も出てくるかも?しれませんね(笑)
sho
2008年12月26日 10:16
糖尿おじさんさん、おはようございます。

>我々があと5年元気でいれば、安心して始める方も出てくるかも?

全く、その通りです!
そのためにも、お互い頑張りましょう。

もう一点、糖質制限派の多くは、A1cを改善しています。

この点も、見過ごさないで欲しいですよね。

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