シニアフィットネス研究所

アクセスカウンタ

zoom RSS 糖質を考える

<<   作成日時 : 2011/10/23 08:26   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 7

血糖値を上げる栄養素は、糖質です。

我々、糖尿人にとっては、この、糖質が問題なのですが、ここでは、糖尿病でない方の事も考慮して、炭水化物として考えたいと思います。

炭水化物は、下記の三つのタイプに分類されます。

1.単糖類・二糖類
2.多糖類
3.食物繊維

炭水化物から食物繊維を差し引いたものが糖質ということになります。

糖質は、1gにつき4kcalのエネルギーがあります。

糖質の働きは、まさしく、エネルギー源なんですね。

食物繊維には、エネルギーはありません。

糖質は、筋にグリコーゲンとして貯蔵され、運動の際に解糖されATP(アデノシン三リン酸)へと変換されます。

ATPは、運動エネルギーの源です。

筋には、1,500kcal分のグリコーゲンが貯蔵可能だといわれています。

また、肝臓にもグリコーゲンとして貯蔵され、主に、脳へのブドウ糖供給への備えとなります。

肝臓には、500kcal分が貯蔵可能とされています。

さらに、余剰の糖質は体脂肪として蓄積され、これもまた、運動エネルギーの元となっているのです。

体脂肪も、酸化機構で水と二酸化炭素に分解される過程で、ATPを生成します。

糖質には、脂質やタンパク質(後述)のように、「必須」のものはありません。

肝臓で、作り出すことができるからです。

この場合、血液中にブドウ糖として還元することから、直接、筋の運動エネルギーとしては使われません。

むしろ、脳へのブドウ糖供給が主な目的となります。

砂糖などの単糖類は、消化吸収され、ブドウ糖として血液中に流通する時間が短く、玄米などの多糖類は、食物繊維も多く含むことから、消化吸収に時間を要します。

このため、血糖値の上昇を緩やかにするといわれています。

スポーツなどで、速やかに糖質を補給したい場合には単糖類を。

日常の食事では、出来るだけ食物繊維が豊富な玄米や全粒粉が望ましいというのが、一般論です。

しかしながら、我々糖尿人は、単糖類であれ、多糖類であれ、例外なく血糖値が上がってしまうのが現状です。

そこで、糖質に対する考え方のパラダイムを変える必要がありますよね。

まずは、エネルギー源であるという糖質の働きに注目しましょう。

活動エネルギーは、年齢と共に減少しませんか?

にも関わらず、年齢と共に、炭水化物の摂取量が増加してはいませんか?

ここに、中高年の肥満や、糖尿病発生の一因があるように思えてなりません。

即ち、炭水化物の摂取は、活動量(消費エネルギー+基礎代謝)分、相応で良いということです。

現状は、ほとんどの方が過剰摂取ではないかと思います。

さらに、我々は、耐糖能とも相談しなければなりません。

運動しないのであれば、炭水化物の摂取は、最小限で構わないということになります。

ここでいう運動は、生活動作を含む、身体活動全般を指します。

夕食後は、風呂に入って寝るだけ…であれば、炭水化物を摂る必要もないでしょう。

低炭水化物の食事であっても、肝臓は糖を作り出すことができますから、脳への影響を心配する必要もありません。

先に、ブドウ糖は筋に蓄えられるといいましたが、この筋グリコーゲンは、比較的大きな力を発揮したり、急速な活動や運動の際に主に使われます。

持久的な運動や、軽い動作の際には、脂肪分解を主なエネルギー源としていますので、活動レベルが低い時には、さらに糖質の必要性が下がります。

私には、炭水化物の栄養比60%を推奨する「食事バランス」は、あまりにも、大雑把に思えてなりません。

お米から摂取できるというミネラルやビタミン、食物繊維は、「精米」した段階でほとんど失われてしまいます。

精米したお米は、ほとんど…単なる「糖質」なのです。

身体活動に対し、考えなければならないのは、総摂取カロリーよりも炭水化物の摂取量ではないかと思います。

ましてや、我々糖尿人は、炭水化物の摂取を「管理」することが大前提です。

健常な人も糖尿人も、もう一度、炭水化物…糖質を「考える」必要がありますね。











テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
食物繊維にエネルギーはあります。私は、クワガタの飼育を長年やっておりますが、クワガタの幼虫はクヌギやナラの枯れ木の中で育ちます。クヌギの樹木の成分は、セルローズが中心なんですな。これにヘモセルローズやリグニンが絡みついております。このセルローズが植物繊維の主成分なんです。セルローズは糖なんですな。炭水化物です。なぜ、食物繊維を食べても血糖値が上がらないのかですが、分解するのに時間がかかるのです。クワガタの幼虫は、この分解酵素を体内にもっております。人間はクワガタほど簡単には分解できないのでしょう。しかし、時間をかけて腸内で分解します。
分解したものは、代謝して酪酸などに変わります。ですからエネルギーがないわけではないのですね。もし、エネルギーがなければクワガタの幼虫は死んでしまいます。私らはこのセルローズだけではクワガタが大きくならないので、添加物をクヌギの粉に混ぜるのです。例えばフスマなどを。ですから私は、フスマパンと言われてすぐにピンと来たのですけどね。
農協にフスマを買いに行ったこともあります。
この頃は、フスマを添加したフスママットという製品が市販されているので、自分で発酵なんてしませんがね。フスマとクヌギの粉を混ぜて水を加えると発酵するのです。いやはや。発酵も代謝も原理は同じですなあ。クワガタは、体内で発酵しとるわけですな。代謝かこれは。いや、代謝は人間に使う言葉か。私の生化学への接近は実は、クワガタから始まったております。発酵は応用微生物学とも言いますがね。
生駒山
2011/10/24 10:47
それではクワガタの成虫はどうか。実は、クヌギの樹液をなめております。その成分は下記のとおり。
水に溶ける成分 濃度
アルコール 1.04-2.55%
酢酸      0.48-0.71%
グリセリン 0.69-1.99%
果糖      0.24-2.37%
ブドウ糖      0.20-1-78%
2・3ブタンジオール 0.04-1.69%
乳酸 0.11-0.24%
水に溶けない成分
タンパク質 4.5-4.7%
この他、低級脂肪酸、ケトン、遊離アミノ酸などを含む。

この成分が樹木からしみ出しておるわけです。
ですから、幼虫はクヌギを分解しながら上の成分を体内に入れているのかもしれません。
生駒山
2011/10/24 10:57
生駒山さん、こんばんは。

セルロースって、仰る通り、化学式的には炭水化物なんですよね。

即ち、私の中では、糖質+繊維という認識です。

カロリーを有するのは、やはり、糖質、脂質、タンパク質の三つです。

セルロースは炭水化物ですから、その糖質部分にカロリーは存在するんですよね。

フスマを加えるメリットについては、ミネラルなんですかね…?

とても勉強になりました。

クヌギの樹液のアルコールが気になりましたよ(笑)。

アルコールは、1gあたり7kcalのエネルギーがあります。

人にとっては、エンプティカロリーといわれていますが…(笑)。
sho
2011/10/24 23:00
蛇足かもしれませんが、セルローズかセルロースがどっちなんでしょうかねえ。celluloseが英語名なんだが、発音するとなんとも言えないなあ。クワガタを大きくする栄養素についてはさんざん仲間で討議しました。昔は小麦粉を添加していたのですが、今はフスマ。その差は、タンパク質ですね。含有量が多い。とにかくいろんなもんを添加しますねえ。今の主流は、菌糸なんです。ヒラタケ菌をクヌギの粉に混ぜるのです。ですからこの頃、シイタケ栽培している業者がクワガタブリーダー相手に商売しています。私のよく購入する月夜野きのこ園なんかは典型ですねえ。ここはもともとシイタケを販売していたのですが。片手間で菌糸を販売するようになったら飛ぶように売れて、完全にこちらにはまっておりまして、会社でカブトムシやらクワガタムシまで飼育して販売してます。いやはや。なんで、菌糸だとクワガタが大きくなるのかなんですが、菌糸がクヌギを分解するのです。これを白色腐朽菌と言います。この菌のおかけで、森の倒木が土になってくれるのです。分解困難なリグニンもこの菌は分解してくれます。ですから、クワガタの幼虫の体内で分解するのを助けているのですな。菌糸は匂うと甘酸っぱい匂いがします。クヌギを分解しているのですな。分解して樹液の成分になったものがクワガタの幼虫を大きくするわけです。そしてこれで足りないので添加物を入れるわけです。オオクワガタ80ミリを目指している生駒山でした。
生駒山
2011/10/25 10:10
生駒山さん、こんばんは。

デイープな話しですね(笑)。

私は門外漢ですが、「飼育」って、奥深いですね…。

人の腸内も、細菌叢が重要です。

微生物の世界も、これまたデイープなんですよね!

sho
2011/10/25 22:08
記事の内容とズレてて申し訳ありませんが・・
知り合いの高齢者がガン治療で入院しているのですが、血糖値が400あると言われたそうなんです。
それって糖尿病になっちゃったってことでしょうか。
点滴かなにかの影響で、一時的にそうなることってあるんですかね?
入院してるので、病院がちゃんとしてくれると思うのですが、知識のない医師もいると聞くのでちょっと心配です。。
カッパ
2011/10/27 16:40
カッパさん、こんばんは。

点滴等の影響があるかも知れませんね。

高齢者であることや、癌でるあることを考えれば、血糖管理よりも優先すべきことがあるのではないかと思います。

優先順位…ですよね。

「高齢者」の癌治療…、お医者さんへの依存度が極めて高い分野だと思います。

sho
2011/10/27 23:09

コメントする help

ニックネーム
本 文
糖質を考える シニアフィットネス研究所/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる