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zoom RSS 筋肉痛のメカニズム

<<   作成日時 : 2011/08/06 10:31   >>

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ともつまさんから、下記の質問を頂きました。

≪主人と先日、温泉に行った時に、とても急で長い階段を下り、また上ってという場面がありました。
私は普段から、こまめに動き、スイミングやウィーキングもしています。
体重も学生のころから変わりません。

主人は、超メタボでいつも脂質異常や体重でひっかかり、ようやくダイエットにも耳を傾けてくれ始めました。
(主人、90kg、身長170cm 50歳)
(私は、45Kg、身長156cm 44歳)

主人、休日には家でゴロゴロしていて特に運動もしていません。
駅まで平日20分ほど歩く程度。

それなのに、私のみひどい筋肉痛で、主人は全く痛くないと言います。

この違いはどこから来るものなのでしょうか(笑)≫

質問にお答えしながら、「筋肉痛」…、これを掘り下げてみたいと思います。

誰でも経験したことのある、「筋肉痛」。

長い間、「筋肉痛」は誤解されてきたといえます。

乳酸の蓄積が筋肉痛の原因…、そう思われてきましたが、実際に、乳酸が長時間、筋や血液中に留まることはないんです。

乳酸の蓄積は、運動が急速すぎて、筋グリコーゲンからATPへの変換が間に合わなくなり、乳酸に変換されてしまうことで高まります。

しかし、運動強度が落ちてくれば、乳酸は遅筋のエネルギー源として、再び、ATPへと変換されます。

「乳酸が長時間、筋や血液中に留まる」ことは、無いんですよね。

では、一体、「筋肉痛」とは何なんでしょう?

実は、こんな基本的なことでありながら、完全に解明されていないんです(笑)。

現在のところ、「筋原線維の修復の過程で起こる」と、言われています。

筋繊維というのは、運動によって損傷を受けるんです。

一旦、破壊され、その組織を修復するのですが、修復された新たな筋繊維は、以前のものよりも、強く、太くなるんです。

人の体は、実にうまくできていますね。

破壊や損傷というと、恐ろしいことのように聞こえますが、筋繊維だけでなく、体のすべての細胞は、再生を繰り返しています。

さて、筋繊維の損傷ということでは、筋のエキセントリック収縮の際に、より顕著になります。

階段の「下り」の際の負荷が、抗重力筋のエキセントリック収縮になります。

山の登りは心肺機能、下りは筋力といわれる所以です。

エキセントリック収縮とは、筋が伸びながらも負荷を受ける状態のことを言います。

筋は、収縮はできても、自力で伸びることはできません。

筋が伸ばされるのは、重力の働きと拮抗筋の収縮があるからなんです。

このように、階段の下り(下り坂)では、特に大腿四頭筋などは、伸びながらも、重力と体重の負荷を強く受けます。

最も筋肉痛になり易い運動だといえますね。

ともつまさんが普段から行っているのは、ウォーキングとスイミングですよね。

ウォーキングでは、筋繊維の損傷は起こり難いですよね。

よっぽど長距離を歩けば、間違いなく筋肉痛が起こりますが、日常的なウォーキングでは、そこまで追い込めないでしょう。

また、スイミングは、良い運動だと思いますが、水に浮いて泳ぐ動作では、重力や体重の影響を受けにくく、ゆっくりと長い距離を泳ぐようなスイミングは、どちらかというと、有酸素運動、即ち、遅筋繊維の動員が主になるのではないかと思います。

今回の、ともつまさんの筋肉痛は、速筋繊維のものでしょう。

つまり、「普段、あまり使わない筋を使った」ということではないかと思います。

どのあたりが筋肉痛になったのでしょうか?

そこは、エアーポケットだったということですね(笑)。

一方、ご主人は、体重90s!

この体重を支える、抗重力筋が、ある程度、あったということではないかと思います。

しかし、今回の階段昇降で、筋肉痛が無かったから良い…ということにはなりませんよね。

筋肉痛はなくても、階段の上りで、息切れはしていませんでしたか(笑)?

ご主人にとっては、こちら(上り)の方がキツイと思いますよ。

普段から有酸素的運動を十分に行っていたともつまさんは、階段はなんなく上り下りしたけれど、意外にも、下りのエキセントリック収縮運動の影響を受け、筋肉痛を越してしまったのでしょう。

健康の為の運動は、速筋繊維を使う筋トレと、遅筋繊維をメインにつかう有酸素運動の組み合わせ(クロストレーニング)がベストです。

ともつまさんの、50歳のご主人は、年齢的には、これから顕著な衰えが始まります。

是非、「体作り」をお勧めしてください(笑)。

最近、思うのですが、ダイエット云々というよりも、ビシッとした体を維持、あるいは、もっと鍛え上げて、だらしないオヤジ体型におさらばしたいと…。

中年男性にとって、その方が強いモチベーションになるように思います(笑)。
















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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
丁寧にわかりやすくご説明いただき、
ありがとうございます!

なるほど〜!

私が痛くなったのは両足首の少し上の部分からふくらはぎです。

そうなんです!
私は10Kmくらいなら、休憩なしでも歩くの平気です。

主人、上りは相当、きつかったみたいで、
心臓、ヤバイかなぁと思い、途中で休憩しました。

カックイイおやじ、
がキーポイントですね!(笑)
本人も本当は、やせたいのだと思います。
今のところ、糖代謝は何とかなっているようですが、このままだと近いうちに破綻すると思います。

何とか、いまのうちに手をうたねばと・・・。
ともつま
2011/08/06 11:47
ともつまさん、でしたね。

ともまつさんと、間違えてしまいました!

申し訳ありませんでした。

後程、訂正編集します…。

ところで、筋肉痛の部位ですが、見事にエキセントリック収縮していたところです。

階段を下りるには、足首を底屈させて下の段につま先から降りていきますよね。

この時点では、ふくらはぎは収縮しています。

ところが、そこから体重を下の段に移動する過程では、足首が背屈側に動き、ふくらはぎは伸展しながらも、体重と重力の負荷を受けます。

足首をよく動かすほど、顕著になります。

ご主人は、足首をあまり動かさず、足裏全体で着地していたのかも知れません。

ウォーキングでも、主働筋はふくらはぎとなりますが、10qを難なく歩けるということで、遅筋群が発達していたんでしょうね。

今後も有酸素運動を継続しながら、基礎代謝を落とさないように、週に1〜2回、「かんたん体操」をお勧めします(笑)。

ご主人の、カックイイおやじ化計画、応援します(笑)。
sho
2011/08/06 17:12
「かんたん体操」実践者生駒山です。今、八田先生の著書を読んでいるのですが、筋肉痛についてはまだはっきり解明されていないようですねえ。経験的に言えているのは、普段に使っていない部分について使うと翌日あたり筋肉痛になると。そうすると「かんたん体操」を毎日しているとまず筋肉痛は起こらなくなりました。
よかった、よかった。
私が筋トレする理由は、血糖値もありますが、痩せているおっさんの上半身が貧弱なんですね。貫禄がない。やはり貫禄って必要のように思います。
生駒山
2011/08/08 09:34
生駒山さん、おはようございます。

「貫禄」…大事ですよね(笑)。

肥満=貫禄と、勘違いしている方もいると思いますが…(笑)。

崩れない体型を維持できている限り、「健康」であるといえます。

お互いに、頑張りましょう!
sho
2011/08/09 06:37
shoさん、ご無沙汰しております。

おかげ様で「すっかり」身体も快復し、「社会復帰」も果たし元気に働いております。

この一年間、食事も節制し(特に減塩)、運動にも勤め、体重も落ちました。

体調も良いので「必ず良い結果が出る」と、半年ぶりに「血液検査」をしていただきました。

ところが、「血糖値が異常に高い」と・・・またまた緊急入院となってしまいました。

立派に「糖尿病」デビューをしてしまいました。(汗)

幸いな事に血糖値は順調に下がり、予定の2週間で退院することができました。
最後の3日間は血糖値が下がりすぎ、今度は「低血糖」の心配で医者が大慌てしておりました。(笑)

医者によると、オイラの身体には「インスリン」を作り出す機能は充分に残っているそうで・・・退院後も「インスリン注射」の必要無し、「食事制限」も無しとのことでした。

「塩」に気をつけていたら・・・今度は「
砂糖」
やるせない気持ちですが、大事に至る前に対処をしていただいたことに「感謝」です。

今後は尚一層「飲食」に気を使い、運動を心がけ、「塩」「砂糖」に対処してまいります。
eitoman0531
2011/08/09 19:20
eitomanさん、こんにちは。

緊急入院とは…、大分、数値が高かったのですね。

退院後は、薬だけの処方ということになるんですね。

砂糖に限らず、糖質摂取を管理し、今後も筋トレと食後の有酸素運動を継続してください。

何よりも、社会復帰おめでとうございます!

また、バレーに関われるようになると良いですね!
sho
2011/08/10 14:04

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