8月の早朝空腹時血糖値の平均は、【145】と、やや高めでした。 早朝の値と、A1cの関係は、必ずしも相関しているとは言えませんが、それが自分のすい臓の実力だとすると、やはり、この値にはこだわりたくなってしまいますよね(笑)。 早朝以外の血糖値は、食事と運動で、おおよそコントロールすることが可能です。 しかし、この、早朝の値だけは、コントロールできない…。 それだけに、ここをなんとかしたくなってしまいす。 実力がないのは分かっているのですが、諦めてしまうのもどうかなと…。 平均は【145】でしたが、8月は、結構、乱高下していました。 最高は【165】、最低は【125】です。 大体、【140】から【150】なのですが、低めの時には、ある法則が当てはまります。 それは、前日に「加圧トレーニング」を行ったということです。 実際の数値を見てみましょう。 8/6【137】 8/13【135】 8/20【132】 8/27【132】 9/3【129】(9月の値ですが、やはり、低めにでます) すべて、前日に「加圧トレーニング」を行っています。 ただし、「加圧トレーニング」が、特に、血糖値を下げる、とういことではありません。 私が「加圧トレーニング」を選択しているのは、血糖値以外の目的やメリットを踏まえてのことです。 加圧に限らず、筋に抵抗負荷をかけるような、すべてのレジスタンス運動(筋トレ)が有効です。 これには、理由があるんです。 レジスタンス運動では、主に、筋に貯蔵されているグリコーゲンがエネルギー源になります。 レジスタンス運動でグリコーゲンを消費すれば、貯蔵庫に空きができます。 筋グリコーゲンは、一定量しか貯蔵できませんので消費して貯蔵スペースに空きを作ることが大切です。 そのため、糖を取り込みやすくなるのです。 さらに、筋収縮によって細胞膜表層に出現する、糖の運び屋であるGLUT4の濃度も、ある程度の時間保たれますので、運動後は、例え、私のようにインスリン分泌が少なくても、効率的に血糖値を下げることができるのです。 レジスタンス運動は、筋肥大を図って糖貯蔵庫の拡大を目的としたもので、中長期的な考えに基づいています。 しかし、同時に、このような短期的なメリットもあるのです。 一方で、有酸素運動によって、心肺機能や持久力を鍛えることも大切です。 長時間、ウォーキングやジョキングができるようになれば、それだけ、食後の血糖値を整える幅ができ、摂取可能な糖質量、又は、下げることができる血糖値が大きくなります。 レジスタンス運動、有酸素運動、それぞれに意味があり、短期、中長期のメリットと目的があります。 このあたりのことは、著作のなかで、かなり整理することができたと考えています。 運動は、単に健康のためというばかりでなく、「療法」として、糖尿病を改善、管理していく必須の「ツール」だといえます。 お陰様で、下記のように出版の詳細が決まりました。 「血糖値が下がる!糖尿病に効くかんたん体操」 エクササイズ解説・指導 宮本正一 監修 平野勉(昭和大学医学部教授) 洋泉社MOOK 定価:1,000円(税込) (まだ、表紙画像はありません。予約は可能です) 発売開始日は、9月24日(金)になります。 全国の書店、インターネット書店等で、お求めいただけます。 「かんたん体操」は、レジスタンス運動のことですが、できるだけ平易な表現にいたしました。 何故、運動が必要なのかという問いへの回答とともに、運動初心者でも取り組むことができる、簡単で基本的なエクササイズを紹介しています。 この著作が、一人でも多くの糖尿病の方の、お役に立てればと思います。 |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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内 容 | ニックネーム/日時 |
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出版おめでとうございます。 |
tetug3 2010/09/06 14:22 |
tetug3さん、おはようございます。 |
sho 2010/09/07 08:06 |
出版おめでとうございます! |
ももちゃん 2010/09/07 23:31 |
ももちゃんさん、おはようございます。 |
sho 2010/09/08 08:04 |
shoさんとうとう出版ですね(^-^)おめでとうございます!!すでに入手の準備は完了してます(笑) |
蝶々 2010/09/08 12:32 |
蝶々さん、こんにちは。 |
sho 2010/09/08 13:54 |
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