「朝は、おにぎり1個と豆乳、昼は仕事が忙しくて、カロリーメイト1箱…。これって、400kcalなんだよね。結構、満足できる。夜は、場合によっては、バナナ1本」 60歳前半の男性、ジムでの実際の話しです。 皆さん、どう感じますか? さらに、「怖くて食べられない…」と、仰っています。 これが、いたずらにカロリーを制限する食事指導の、大きな弊害です。 しかも、肝心のA1cは、7%後半から、右肩上がり、改善の兆しすら見えないのです。 勿論、「そんな指導はしていない」と、栄養士さんは反論するでしょう。 しかし、これが現実です。 「食べたらいけない」と思ってしまうんですよね。 高カロリーがいけないのだから、カロリーを抑えれば糖尿病は改善できる…、そう考えるのは当然です。 A1cが悪化すれば、益々、「食べてはいけない」と思うんです。 糖質オンリーの、食事ですが、糖質といっても、この程度であれば、血糖値の上昇も限定的かも知れません。 問題は、むしろ別のところにあります。 @カロリー不足 Aタンパク質不足(必須アミノ酸が足りません) B脂質不足(必須脂肪酸が足りません) Cビタミン不足 Dミネラル不足 その結果、何が起こるか…、ご本人も自覚しています。 体力が低下し、免疫が落ちる。 おまけに、気力がなくなる。 それはそうです。 必要な栄養を摂っていないのですから。 体力と、免疫の低下は、更なるリスクを招きます。 ガンです。 大血管障害のリスク、毛細血管障害のリスク、そしてガンのリスク…。 もう、これ以上ないくらいです。 私が、「それこそ、ステーキを300g食べても、血糖値は上がりませんよ」というと、「300gなんて…(絶句)。100gだって怖くて食べられないよ」。 パラダイムの転換、メガネの架け替えは、確かに容易ではないと思います。 私の話を聞き、「正直、どうしていいのか分からなくなった」と、仰っています。 それでも、思い切ってメガネを架け替えれば、いきなり景色が変わってしまうことも事実。 実際、私自身、それを体験してきました。 人は、食べなければだめです。 生きることは食べることです。 「食べない」糖尿病管理なんて、本末転倒です。 我々は、血糖値を上げる要素である糖質にさえ注意を払えば、あとの栄養素に関して、特に遠慮はいらないのです。 大いに食べて、生きることを楽しみましょうよ! 大丈夫です…、しっかり運動すれば(笑)。 私は、この方には、「提案書」を書いて、渡そうと思っています。 言葉でいくら説明しても、この方は、私のセッションを受けようという発想に至りませんでした。 一人でやれるのであればいいのですが、やはり、コーチングは必要だと思います。 今、改善しないと、それこそ、「大変なこと」になりかねません。 本当は、ジムではなく、【糖尿病改善道場】に入門していただきたいくらいです(笑)。 |
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shoさん こんにちは |
おやしらず 2010/05/26 15:12 |
おやしらずさん、こんにちは。 |
sho 2010/05/26 17:37 |
食べるって本当は楽しい事ですよね。 |
ナターシャ 2010/05/26 20:14 |
リンク、ありがとうございました。 |
自来也 2010/05/26 22:30 |
こんばんは! |
ももちゃん 2010/05/26 22:53 |
ナターシャさん、こんばんは。 |
sho 2010/05/26 23:14 |
自来也さん、こんばんは。 |
sho 2010/05/26 23:22 |
ももちゃんさん、こんばんは。 |
sho 2010/05/26 23:34 |
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