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<<   作成日時 : 2010/04/01 10:36   >>

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クライアントのAさん、3ヶ月の改善努力の成果が、見えてきました。

【6.8%】と、ついに7%を切ったのです。

この2ヶ月は、0.6%ずつ改善を果たしています。

Aさんの、A1c推移は、次のようになります。

【7.8%】(取り組み前)⇒【7.9%】⇒【7.3%】⇒【6.8%】

最初の1ヶ月目は、逆に0.1%上昇してしまったのですが、仮に、現在の取り組みを行わなければ、8%台になっていたことと思います。

「この改善について、ドクターはどう仰っていますか?」と尋ねると、「大分、よくなってきましたね」だそうです。

Aさんと、顔を見合わせて、笑ってしまいました。

確かに、この間、薬は増えています。

しかし、糖の吸収を遅らせる薬と、速攻型インスリン分泌促進剤で、毎月0.6%の改善成果があるかどうかは、我々がよく分かっていますよね。

ドクターは、薬の増量で改善できたと思ったのでしょうか…(笑)。

結果には、必ず、原因があります。

Aさんは、SMBGを始めて、ご自分で血糖値を確認しながら、糖質の管理に取り組んできました。

また、クロス・トレーニングも、週に3回、キッチリと取り組んでこられました。

まさしく、「セルフ・コントロール」の成果なのです。

それ以前の生活と決別し、新しいご自分のライフスタイルをつくりあげたと、言って良いと思います。

そのために、Aさんの自身の「意志」で、Aさん自身の「足で」、一歩を踏み出したのです。

一方、ある方からカウンセリングの申し込みがあり、対応させていただきました。

運動は不定期、運動の戦略も、勿論、ありません(仕方がありません。医師はそれを教えてくれませんから…)。
また、食事を伺うと、普通の健常人と変わらない内容です。

その点は、3ヶ月前のAさんも同じです。

A1cは、6.9%でしたが、60代後半の年齢を考えると、ここからのコントロールが重要だと思います。

昼食後2時間ということでしたので、「血糖値を測ってみますか?」と伺うと、「お願いします」ということでしたので、針を替え、自己測定していただきました。

【287】!です。

この方は、3食、200g近いごはんを召し上がっています。

つまり、毎食後、200オーバー、場合によっては300オーバーです。

甘いものもお好きだという事ですので、血糖は、まさにノーコントロールの状態ですね。

薬は、SU剤をはじめ、ありとあらゆる薬が処方されているようです。

この方は6.9%、一日中、200前後の血糖値なのではないかと思われますが、どこかで低血糖でも起しているのでしょうか…。

A1cは、不思議です。
8〜9%台でも、おかしくない状況ですよね。

Aさんは、6.8%ですが、早朝は110〜130、夕食後も、概ね160以下にコントロールしています。

私は、「糖質が血糖値を上げますので、糖質の管理が重要です」と、お伝えしましたが、印象では、ご自分の現在の食生活を変えたくないように感じました。

必要なのは、パラダイムの転換ですよね。

「う〜ん、食事に気をつけなきゃいけないことは、分かっているんだけどね…」

それは、「できません」と仰っているのだと思います。

危機感は、無いわけではないと思います。
だからこそ、カウンセリングを申し込まれたのだと思います。

何かが欲しい(この場合は、将来に備える運動と食事の戦略です)と思えば、何かを捨てる(生活習慣の一部を、諦める)ことから始めなければなりません。

食べる量を減らして、一日一万歩、歩けば血糖値は管理できる…というのは、迷信です。

血糖管理の為には、その方にあった正しい運動戦略の実践と、糖質管理が必要です。

A1cこそ、6%台ですが、食後高血糖をこのまま放置し続ければ、早晩、インスリンの導入となり、現在のように、糖質への理解と管理意識のないままのインスリン導入にすすめば、きっと、コントロールに苦労すると思います。

結局、「主治医に相談してみます」という結論になりました。

主治医は、一体、この方にどのようなアドバイスをするのでしょうか…?

想像に難くないだけに、残念です。

Aさんは、見事な改善を果たしただけでなく、これから先の人生にも、明るい展望を抱いています。

それこそ、「一病息災」だと思います。

Aさんも、これから先、6.5%未満が、大変なところです。

「来月も0.6%改善できれば、6.2%になり、これば2年ぶりの数値です」と、仰っていました。

そこで、「ここから先が、大変ですよ。油断せずに、頑張って下さい」と、いくつかのSMBGでのチェックポイントや、食事についてアドバイスをさせていただきました。

私も、Aさんに負けないよう、頑張っていきたいと思います。






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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちはshoさん。
A1c=6.8ということは平均値では約150ぐらいだとおもいます。
私もインスリンでA1c=6.0ぐらいまで順調に推移していたのですがたまたま昼食後に測定したら
まさに300オーバー(笑)
普通はその時点で食生活を改めるのではと
思うのですが、それでも食を変えないとは
ある意味ツワモノですね。
まあ回りの方に迷惑をかけないですめばよいのですが。
インスリンの早期導入は通常の薬を処方されるぐらいなら決断は早めにしたほうが無難です。
「高血糖の記憶」なんて情報もあるぐらいですから。
初期で薬がいらなければ一番ですが
SU剤や阻害薬を服用しなければならない状態になったら早急なインスリン導入をお勧めします。
「インスリンを打つようになったら最後」
ではありませんよ。
膵臓のベータ細胞の疲弊を少なくするのが目的ですから。
しかし、きちんと血糖応答、糖質摂取量に応じた投与量でないと、良好なコントロールはできないので
その辺りは課題です。
医師も悪いし、お任せ主義の患者も悪い。
結局、情報強者及びやる気があるかどうかがポイントですね。
MAMORU
2010/04/01 12:21
MAMORUさん、こんばんは。

≪「インスリンを打つようになったら最後」
ではありませんよ≫

その通りだと思います。

≪しかし、きちんと血糖応答、糖質摂取量に応じた投与量でないと、良好なコントロールはできないので、その辺りは課題です≫

そこが問題で、現在の医療の体制では、杞憂の方が大きいですね。

カーボカウントを指導してくれるドクターなど、数えるほどでしょう…。

できれば、それ以前に、食事と運動だけでコントロールしていただきたいですね。

高齢者の多くは、情報弱者です。

インターネットもメールも使えません。

その中で、リアルな情報を伝えていくのが私の役割です。

ここでご紹介したお二方は、インスリンどころか、薬から離脱も可能ではないかと思いますが…。

勿論、薬の処方は私のパーソナルトレーナーとしての範囲を超えていますので、後は主治医とよく話し合っていただくか、セカンドオピニオンを仰ぐかです。

一歩を踏み出すのは、お客さま自身なのですが、少しでも、私がその背中を押すことができれば…という思いで、頑張っていきたいと思います。
sho
2010/04/01 20:03

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