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zoom RSS 心拍数と血糖値/前半

<<   作成日時 : 2010/02/08 16:16   >>

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心拍数と血糖値の関係、fumさんから、またまた興味深いテーマをいただきました(笑)。

この場合の心拍数は、有酸素運動の強度と、密接に関係しています。

果たして、心拍数と血糖値とは、どのような関係なのでしょうか…。

それを知るために、まず、血糖値が下がるメカニズムを説明します。
皆さん、ご存知かも知れませんが、もう一度、整理しておきましょう。

摂取した糖質は、胃で消化された後、血液中にグルコース(ブドウ糖)として流通します。

このグルコースは、まず、肝臓に取り込まれます。

取り込みには、トランスポーターが必要ですが、肝臓に存在する、GLUT1というトランスポーターは、インスリンに依存せずに、常時細胞膜表層にあり、最初に肝臓がグルコースを取り込み、グリコーゲンとして貯蔵します。

その後、グルコースは血液中を流通しながら、筋に取り込まれ、これも、グリコーゲンとして貯蔵されます。

その際、インスリンの刺激を受けて、GLUT4というトランスポーターが、細胞の奥から、表層に上がってきて、グルコースを取り込んでいきます。

インスリンというホルモンは、GLUT4に指令を出す役割を持っています。

運動時には、交感神経の働きが優位になりますので、副交感神経系のホルモンであるインスリンは、不活性になります。

ところが、筋の収縮、即ち、運動に伴って、GLUT4は、インスリンとは関係なく細胞表層に上がってくるのです。

このため、インスリンの分泌が全くなかったり、分泌が少ない糖尿病患者であっても、運動によって血糖値が下がります。

血液中のグルコースは、筋に取り込まれることによって減少し、血糖値が下がるのです。

運動時には、β細胞に負担を掛けずに、血糖値を下げているということになります。
インスリン分泌の節約です。

さて、問題は、取り込み先である肝臓と筋です。

肝臓では、運動エネルギーに換算して500kcalほど、筋では、同じく、1500kcalのグリコーゲンを貯蔵することが可能だといわれています。

実は、肝臓も筋も、貯蔵できるグリコーゲン量には限度があります。
水分と共に蓄えていますので、濃度が上がりすぎると、浸透圧の関係で染み出してしまうからです。

肝臓は、真っ先に取り込みますのでいいのですが、筋の場合は、貯蔵量が満杯であれば、取り込めずに残ったグルコースは、中性脂肪として蓄えられるのです。

効果的に筋にグルコースを取り込むためには、筋グリコーゲンの貯蔵に空きをつくならければなりません。

カラダを動かすには、エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)を生成しなければなりません。
それが、人体のエネルギーシステムです。

この仕組は、大きく分けて二つが、ハイブリッドに可動しています。
解糖と酸化機構です。

ATP生成の基は、筋グリコーゲンの解糖、酸化機構と、中性脂肪をグリセロールと脂肪酸に分解した後の、脂肪酸を使った酸化機構となります。

この二つは、常にハイブリッドに可動していますが、その比率が、運動強度、即ち、有酸素運動の心拍数と密接に関わっているのです。

ここで、fumさんの仰る、心拍数の話しが出てきます。

二つのエネルギーシステム、これが、第一のヒントです。

さらに、筋と肝臓のグリコーゲンについて、まとめておきます。

筋グリコーゲンは、ATP生成にのみ、使われます。
直接、血液中に還元することはできません。

一方、肝臓のグリコーゲンは、直接ATP生成に使うことはできません。

血液中に還元された後、筋に取り込まれて、初めてエネルギー源であるATP生成に使うことができるのです。

肝臓のグリコーゲンは、ホルモンの働きによって、血液中に還元されます。

グルカゴンやアドレナリンです。

これらのホルモンは、運動ストレスとも大いに関わっていますので、このあたりが血糖値の厄介なところです。
運動には、血糖値の上げ要因と、下げ要因が混在してしまうのです。

実に、個人差が大きい由来です。

肝臓のグリコーゲンは、一日絶食すると枯渇するといわれています。

あるいは、糖質の少ない食事をしている場合には、頻繁に枯渇する可能性もあります。

その場合には、グリコーゲンではなく、アミノ酸、乳酸、グリセロールなどを原材料に、肝臓は糖を作り出すことができます。

これを、糖新生といいます。

これは、脳へのグルコース供給が主目的です。

また、筋のグリコーゲンは、一気に取り込むことはできません。

枯渇した場合、再貯蔵するのに、3日以上かかるといわれています。

肝臓と筋のグリコーゲン、これが、心拍数と血糖値の関係の、第二のヒントとなります。

*****後半に続く*****

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