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zoom RSS ハイブリッドな人間のエネルギーシステム

<<   作成日時 : 2009/05/25 08:20   >>

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土曜日は、新型プリウスの発表展示会に行ってきました。
私の愛車は、ついに旧型になってしまいました(笑)。

プリウスの売りは、なんといっても完成度の高いハイブリッドシステムですが、人間のエネルギーシステムの精密さと完成度は、クルマの比ではありませんよ(笑)。

プリウスを超える、超精密ハイブリッドシステムなのです。

最近、以前から気になっていた下記の本を読みました。



これは、私が糖質制限を始めた当初、書店で立ち読みし、「私には出来ない!」と、購入せずにいままで読まずにいた本です。

何故、私はできないと感じたのかといえば、「かまいけ式」は、「一日一食、糖質摂取はゼロ」である点です。

「一日一食では、活動に必要なカロリーを摂取するほど食べられないだろうな…」
「糖質を制限することはできても、ゼロはきびしいなぁ」

…と、考えた訳です。

その本を、何故、今、読もうと思ったのか…。

それは、精密な人間のハイブリッドエネルギーシステムに関係があります。

この本の著者である釜池氏は、実は、トライアスロンの選手なのです。
勿論、現役の医師でもあるわけなのですが、糖質ゼロを主張する方が、あの過酷なトライアスロンをどのように制しているのかに、いたく関心を抱いたのです。

トライアスロンに要するエネルギーは、8,000kcalになるそうです。
マラソンに要するエネルギー(3,000kcal)の倍以上になります。

一方、人が貯蔵できるエネルギー源(グリコーゲン)は、筋と肝合わせて、最大で2,000kcal程度となります。

では、著者は、競技中に糖質の摂取ゼロで、どうやってこの過酷な競技を乗り来るというのでしょうか…?
糖質ゼロとはいえ、競技中は例外なのでしょうか…?

著者の答えは、こうです…。

すべて、酸化機構(脂肪燃焼)でまかなうのだそうです!

仮に、私の場合で計算してみましょう。
昨日の体組成で当てはめて見ます。

体重59.2s。
体脂肪率12.2%。

ということで、体脂肪は59.2×0.122=7.2s ですから、7.2sの脂肪エネルギー源を持っているということになります。

脂肪は1gあたり9kcalのエネルギー源ですから、実に7200×9=64,800kcalのエネルギー源となります。
これならば、楽勝ですよね(笑)。

しかし、ことはそう単純ではありません。

理論的には脂肪燃焼だけで可能であっても、先に紹介したように、人間のエネルギーシステムは、実に精密なハイブリッドシステムなのです。

例えば、一定のペースで酸化機構を優位に働かせていたとします…。
この部分は、トレーニングで鍛えることができます。

しかし、向かい風で抵抗が増えたり、上り坂になれば、直ちに解糖システムであるグリコーゲン分解の仕組が優位になります。

東京マラソンでは、あの魔娑斗選手が、「30q過ぎに、調子が良かったのでスパートをかけたら、一気に疲労がきた」とコメントしています。

スパートの瞬間に、エネルギーシステムが解糖に切り替わり、かつ、強度が上がりすぎて乳酸が組成されてしまったと、想像できます。

その後、少しペースを落としたため、乳酸は再びピルビン酸に戻され、ミトコンドリアから酸化機構こ入ったのでしょう…。

酸化機構だけで、4qのスイム、180qの自転車、42qのマラソンを走りきるということは、私の想像を超えたことです。

確かに、解糖(グリコーゲン)システムは、非常時のエネルギー源には違いありませんが、人間のエネルギーシステムは、単独で働いているわけではありません。

繰り返しますが、精密なハイブリッドシステムになっているのが、人間のエネルギーシステムなのです。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ハイブリッドな人間のエネルギーシステムと、糖尿病管理との関係は…
こちらで…

運動と食事を制することが、糖尿病の管理です。
まだ、空席があります。

お早めに…。
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
shoさん、こんにちは
釜池式・・・1日1食
何回か試してみたことはあります。
平日はちょっと厳しいですが
周りが食事していると切なくなってしまうので
休日だったら可能ですね。
時々1日断食も実施してますので
それと比較したら1食でもなんとか
我慢できます。
MAMORU
2009/05/25 10:13
MAMORUさん、こんにちは。

「釜池式」、試してみましたかぁ…。

著作を読むと、ほとんどの方が挫折して、A1cがリバウンドしていますね。

あえて、そのような例を挙げたのかどうかは、分かりませんが…。

一日一食を習慣にするのは、容易ではないという事でしょうね。

一日一食という食事が、人間にとって自然であり、人の成り立ちに叶った食事だと著作でいっていますが、それならば、何故、人に備わっている精密なハイブリッドなエネルギーシステムの有効利用を語らずに、酸化機構(脂肪燃焼)だけがすべてだというのか…、私には良く理解できませんでした。

理論的にはあり得るとは思うのですが、反論したい気持のほうが強いですね。

いつか、釜池先生とお話しする機会があればいいなと思います。
sho
2009/05/25 12:12
こんにちは!

僕は1日1食全くもって平気です!
これにしたっかったのですがハニーに教育的指導を受けて1日3食いただいてます(笑)

僕はトライアスロンを「ただ完走する」だけなら脂肪燃焼だけでいける、と感じないでもありません。
競技として成績に拘るなら糖質というエネルギーは必要だと感じますが・・・。

それより糖質0でアネロビック運動できるんでしょうか?糖尿発覚時、「脳のエネルギー源は糖質のみ」と僕が思い込んでいたように「速筋のエネルギー源は糖質」というのが僕の間違いで、速筋もエアロビックシステムだけでより高いパフォーマンスを求められるものなのでしょうか?

この本を読んだときは、失礼ながら「貪欲に成績に拘らず、完走目的でトライアスロンを楽しんでらっしゃるんだろう」と思って、あまり深く考えていませんでした。
チョイマルオヤジ
2009/05/25 15:09
チョイマルオヤジさん、こんにちは。

理論的には、糖質摂取ゼロでのアネロビックトレーニングは可能だと思います。

釜池先生も仰る通り、「必須糖質」はありません。
糖質は、肝臓がアミノ酸と脂肪酸から合成することができます。
これを糖新生といい、血液中にグルコースが供給されますので、筋はこのグルコースを回収することができます。

しかし、それをスポーツとして考えると、効率の悪さは否定できないと思いますね。

速筋は遅筋に比べると、グリコーゲンの貯蔵量が多いために、瞬間的な力の発揮に向いています。

一方、遅筋にはミトコンドリアが多く、酸化機構が働きやすいので、持久的運動に向きます。

速筋を遅筋的に鍛えることは可能(パワーから持久へ)ですが、その逆は難しいようです。

面白いテーマです…。
後程、是非、記事にまとめたいと思います。

ちなみに、釜池先生のトライアスロンの成績は、立派なものです!

彼はアスリートですよ…。

達人ですね。
sho
2009/05/25 15:47
おぉ!
それはなんという失礼な思い込みを!
この場を借りてお詫びします!

そうですね!ここでこそ糖新生ですね・・・。
いろいろな情報がいろいろんなところでつながってませんね僕は!(笑)

糖尿人としては
糖質摂取ゼロでのアネロビックトレーニングを試してみたい気持ちと
否定できない効率の悪さを感じてしまう気持ちのジレンマ・・・どう折り合いをつけていくか、よほど勉強しなくては納得できなさそうです。

でも本当に面白いテーマなので是非shoさんの記事を楽しみにしています。
チョイマルオヤジ
2009/05/25 16:08
チョイマルオヤジさん、面白いお題をありがとうございます(笑)。

現在、鋭意執筆中(爆)。

乞うご期待!
sho
2009/05/25 18:07

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