シニアフィットネス研究所

アクセスカウンタ

zoom RSS 筋グリコーゲンと肝グリコーゲン

<<   作成日時 : 2009/04/27 08:52   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 8

糖質を摂取すると、その糖質が消化吸収され、ブドウ糖(グルコース)となって血液中に流通します。

インスリンは、そのブドウ糖(グルコース)を筋と肝臓に取り込み、筋ではグリコーゲンという形に代えて蓄えます。

筋に蓄えられたグリコーゲンは、活動や運動のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の合成に利用されるのです。

一方、肝臓に蓄えられたグリコーゲンは、血糖値が下がった時や、血糖値を上げる必要がある場合、グルコースとして血液中に戻されます。

この場合、さまざまな抗インスリンホルモンの分泌が、肝のグリコーゲン放出のサインとなります。

通常は、このような代謝はバランスよく行われ、血液中の残留グルコースが過剰になる…即ち、高血糖症になることはないのですが、我々は、このバランスを自動的にとることができないのです。

筋と肝は、血液中のグルコースの貯蔵ダムとして、重要な意味を持っています。

グリコーゲンの濃度としては、肝臓の方が高いのですが、総量としては、筋に蓄えられるグリコーゲンは、肝臓の3〜4倍になるのです。

加齢に伴って筋量は減少していく一方で、運動不足により筋グリコーゲンの放出が少なくなれば、おのずと血液中のグルコースの行き場はなくなるのです。

余分のグルコースは中性脂肪として細胞に蓄えられ、運動不足とあいまって、肥満は益々加速されます。

脂肪細胞からは、インスリンの働きを阻害するホルモンが多く分泌されますので、ここでインスリン抵抗性が生じるのです。

これが、典型的な糖とエネルギー代謝の悪循環です。

疲労に達する運動をした場合、筋と肝臓のグリコーゲンはほとんど枯渇した状態になり、1日絶食すれば、肝臓のグリコーゲンは、1/10程度まで減少します。

筋や肝臓のグリコーゲンが枯渇した場合、筋へのグルコースの取り込み(補給)が優先されます。

血糖値を保つということではまず肝臓なのですが、人間のDNAは、「動ける」ということを優先するようです。
また、肝臓には、グリコーゲン以外のものからグルコースを作り出す仕組があります。

それが、糖新生です。

中枢神経などを維持するためには、ある程度の血糖値が必要ですが、肝臓は、脂質、アミノ酸、乳酸など、グリコーゲン以外の基質からグルコースを合成することができるのです。

このことも、グリコーゲンが枯渇した場合の筋へのグルコースが優先される理由になっているようです。

運動との関連でいえば、とりわけ乳酸が重要な意味を持っていますが、これは後ほど。

筋トレが中長期的な糖尿病の重要戦略である意味は、上記のように、貯蔵庫である筋を維持、あるいは増量することであると、ご理解をいただけると思います。

肝臓は増量できません(笑)。

加齢で真っ先に衰えるのは、速筋といわれる筋群です。
速筋は、比較的大きな筋群ですから、貯蔵庫としても維持、あるいは増量したいところです。

速筋は、速く動いたり大きな力を発揮する筋群ですから、これを鍛えるには筋トレが有効です。

ウォーキングなどの軽めの有酸素運動では、遅筋という筋群が優位に使われるため、速筋群の減少を食い止めるためには不十分なのです。

筋群については、後程詳しく書きます。

肝臓の糖新生という機能を考えれば、絶食しても血糖値は下がらないということも理解できます。

血糖値を下げるゴールドスタンダードは、やっぱり運動なんですね。
運動は、インスリンとは別の機序で血糖値を下げることができます。

筋グリコーゲンと肝グリコーゲンを消費して、貯蔵庫である筋と肝臓に新たに取り込んでいく。

これが、糖とエネルギー代謝の好循環です。

糖質摂取量と運動や活動量のコントロールによって、多くの2型糖尿病の方が、この好循環を得ることができます。
















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 7
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
う〜〜ん。
やっぱり筋肉ムキムキがいいのですねw
おととし位にビリーを脱隊したんですが、そろそろ再入隊でしょうか?
あたしにはやっぱりインドアが向いてるようです♪
がんばりマッスル
miwa
2009/04/27 23:30
最近、軽めのジョギングをすると
逆に血糖値が上昇します(泣)
無酸素運動に切り替えたほうが無難かと考慮中です。
MAMORU
2009/04/28 09:33
miwaさん、おはようございます。

ムキムキまで行かなくても構いませんよ(笑)。

ビリーは、きつくないですか?

ビリーは、どちらかというと、持久力アップを狙うサーキットトレーニングです。

まずは、先日当ブログで紹介した、初心者用筋トレメニューでも充分だと思いますよ…。

その後、エアロバイクかステッパーで20分くらいの有酸素運動を行えば、更にGOOD!です。

運動が習慣となるように、無理をせず、マイペースでいきましょう。
sho
2009/04/28 10:54
MAMORUさん、おはようございます。

運動前の血糖値はどの位ですか?

また、血糖値が高い状態は、どれ位続きますか?

場合によっては、無酸素運動の方が上がるかも知れませんよ。

運動の前後の血糖値を教えていただければ、一緒に対策を考えたいと思います。

宜しければ、DMでどうぞ。
sho
2009/04/28 10:59
早速ですが
本日(4/28)データです。
運動前 87mg/dl
ジョギング 0.5時間(約4K)
運動後測定値 122mg/dl
運動1時間後 122mg/dl
変化なしのためインスリン2単位注射
※本当はもう少し様子を見ようかとも思ったのですがA1cのためには・・・。
運動のために注射するとはトホホな気分です。
MAMORU
2009/04/28 13:40
MAMORUさん、早速、データいただきありがとうございます。

運動前【87】という数値は、運動に適する血糖値の最下限です。

むしろ、運動後に求める数値で、運動前としては低過ぎると思います。

多分、私の場合でも、その数値から30分のジョキングをしたら、やはり、運動前より上がると思います。

これは、低血糖を感知した肝臓からグリコーゲンが放出されたからだと思います。

運動ストレスや、アレナリンとは別のように思いますね。

運動をインスリンのように活用するのであれば、運動前【140】〜【180】、運動の血糖降下分を見越してインスリン量を加減するという戦略がいいのではないでしょうか…。

この場合、糖質摂取量もカウントしてくださいね。

インスリンを使っている場合、むしろ、低血糖に注意して下さい。

運動後に、【70】以下にならないように…です。

sho
2009/04/28 16:44
ご指導、ありがとうございます。
ということは
食事摂取後、ある程度血糖が上昇したのちに
運動を始める形をとれば
なんとかなる感じですかね。
低すぎる場合は逆効果になるのか。
私の血糖目標範囲は誰よりもたぶんタイトで
80〜100 基本変動が±20で納めることが
目標なんです。
若干、基礎分泌がまだ残ってるので
それが邪魔する?こともあるんですが
インスリン注射である程度のコントロールは可能です。
運動を考慮にいれなければ
いまのところ実現可能なんですけど。
かといって運動習慣は無くしたくなないので
試行錯誤をくりかえして行くしかないかもです。
MAMORU
2009/04/28 17:40
MAMORUさん、運動はインスリンの量を減らす手助けになると思いますよ。

運動による血糖降下を見込んでインスリン量を決めたらいかがでしょうか?

この場合、糖質量とのバランスで、試行錯誤が必要かと思います。

ご自分のパターンを見極めることですよね。

「カーボカウント完全ガイド」医歯薬出版社とう本も、参考になると思います。

運動の必要性は、血糖管理にとどまりません。

一病息災のためにも、是非、上手に運度に取り組んでください。
sho
2009/04/28 18:15

コメントする help

ニックネーム
本 文
筋グリコーゲンと肝グリコーゲン シニアフィットネス研究所/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる