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zoom RSS カーボローディング、ご存知ですか?

<<   作成日時 : 2009/02/06 11:19   >>

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昨日は、ある病院の入院食改善のプロジェクトに参加することになり、その打合せに行ってきました。
私の役割は、主に農業や野菜・果実に関するコンサルとアドバイスなのですが、そのプロジェクトリーダーは管理栄養士の方でした。

これが、実に楽しいミーティングでした。

勿論、仕事の話が優先であったのですが、運動生理学と栄養学の話で大いに盛り上がりました。

その方は、東大卒の才媛です。
しかも、「糖尿病のことは得意分野です」とおっしゃっていましたし、管理栄養士という狭き門を通過した方ですから、私も言葉を選びながら、自分の糖尿病管理についての考えを述べました。

「私は、カロリーではなく、糖質の管理を重視しています…」と。

すると、「今の糖尿病への食事指導は、「指導」になっていません!」とおっしゃいます。

その方は、「カロリーにせよ、糖質にせよ、制限するのではなく、各人に合った摂取量を指導しなければ、「指導」とはいえません」と、はっきりと、一律糖質60%は指導にあらずとおっしゃいました。

低糖質・高タンパク食に関しては、「ビタミンやミネラルの摂取が十分であれば、あとはその方の糖耐能との相談」とおっしゃっています。

糖質管理療法への理解はあるようです。
糖質が血糖値を上げることを、理解していただいていました。

ただし、低糖質は、腸温の低下(体温低下)を招くおそれがあるので、その場合には運動と、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取する必要があるというご意見です。

また、その方は、フルマラソンを完走してしまうようなアスリートです。
この点でも、響き合えるものがありました。

マラソンのような耐久力を要求されるレースに対する食事に、「カーボローディング」とう方法があります。

その方は、これを実践しているのです!

これは、本格アスリート向けの、過激な食事とトレーニングの方法です。

レース前を前期・後期に分け、かりにそれを1週間とすると、前期3日は低糖質・高タンパク質の食事と、超ハードなトレーニングで筋グリコーゲンを使いきります。
そして、後期は休養(筋を休ませる)に入り、この間は高糖質の食事を行います。
そうすることによって、グリコーゲンの枯渇した筋に、より多くのグリコーゲンを蓄え、筋の耐久力を上げようとするのです。

これが、「カーボローディング」です。

体調を崩すおそれもありますので、リスキーではありますが、いかにもアスリートらしいストイックな方法だと思います。

よくトレーニングされたアスリートでなければ、筋グリコーゲンの枯渇は起きませんので、そもそも、この方法は無意味です。
筋グリコーゲン枯渇の前に、「乳酸性作業閾値」に達し、身体が動かなくなってしまいます。

「カーボローディング」ができるということは、日ごろからトレーニングを積んでいる証しなのです。

では、私たちのように糖尿病がある場合は、どうなのでしょうか…。

やはり、トレーニング後期の休養の際の高糖質食は、あまりにもリスキーです。
ズバリ、我々には不向きだと思います。

最近では、マラソン中継なので、解説者が選手の血糖値について触れるケースが増えてきました。

スポーツ耐久力と血糖値とは、切っても切れない関係であることが、一般的に知られるようになってきたようです。

このあたりは、後程、詳しく書きたいと思います。

ちなみに、その管理栄養士さんは、腎臓の持病と過度のアレルギーがあり、子どもの頃から食事には苦労したそうです。

「それでも、私は子どもを産み、フルマラソンを走りきりました!」と、おっしゃっていました。

以前から、管理栄養士さんとのパイプができないかな…と考えていました。

「人間は、思った方向に行く」といいます。

まさしく、その通り、パイプができそうです!











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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
おお!
ぶっといパイプ見つけましたね!
アスリートのshoさんにもってこいの
管理栄養士さん☆
プラス牧田先生で、
これで最強じゃないですか♪


miwa
2009/02/07 01:07
miwaさん、おはようございます。

仕事の話そっちのけでした…(笑)。

栄養や食についての知識を、吸収できそうですね。

楽しみです!

sho
2009/02/07 09:44
はじめまして、糖尿病と宣告され入院して
一ヶ月半の新米です。
こちらは興味深く毎日のように拝見させていただいています。
管理栄養士さんとのお話、とても羨ましいです
私が入院した病院の糖尿病教室では
カロリーや単位のお話以外ほとんどなく
質問してもあやふやな返事か「食品交換表をみてください」のみでした。
食事以外の話も全部そんな感じでした。
今はこちらを初めみなさんのブログやHPで
自分でイロイロ研究中です。
さゆり
2009/02/07 11:31
さゆりさん、初めまして!

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

現在、教育入院なさっているんですね。

残念ながら、病院の栄養指導は無味乾燥ですよね。
さゆりさんがおっしゃるような「指導」が一般的だと思います。
これでは、まさしく「指導」になっていないのですが…。

栄養士さんによる効果的な指導を実現するためには、まず、医療が変わらなければならないと思います。

さゆりさんも、何とか「自己管理型療法」を体得してください。

きっと改善されます。

お互いに、頑張りましょう!

sho
2009/02/07 12:54
娘がカルホルニヤの病院で管理栄養士をしています。(そのため毎食事を乗せています)
出会われた管理栄養士さんが情報交換を希望されるのなら紹介しますけど。
モンチ
2009/02/07 14:23
本日二度目の書き込みお許し下さい
早速のお返事ありがとうございました。
あらゆる意味で「自己管理」の病気だと
実感しております。
イロイロな意味で自分向いている
管理方法を模索しております。
これからもこちらではお勉強させていただきますので宜しくお願い致します
http://blog.goo.ne.jp/marie_chantal
自分への叱咤激励の記録として
始めました。お時間が御座いましたら
ご覧くださいませ。
さゆり
2009/02/07 14:31
モンチさん、おはようございます。

その管理栄養士さんとは、これから、しばらくの間同じプロジェクトで協働していくことになります。

いろいろとお話しする機会があると思いますので、もしも何かあれば、宜しくお願い致します。

娘さん、アメリカ在住なんですね!
しっかりした娘さんで、モンチさんも安心ですね!
sho
2009/02/08 07:37
さゆりさん、おはようございます。

早速、さゆりさんのブログ読ませていただきました。

後程、当ブログとリンクさせて頂きますね。

「書く」ことで、確かに自分のモチベーションをコントロールできると思います。

自己管理とともに、ブログも継続していけるように、お互い頑張りましょう!
sho
2009/02/08 07:41
わたしは1型糖尿病を発症してから教育入院もなしで来ているのですが、同じIDDMで発症当時または発症後にほかの理由で入院した人たちの話を聞くと、与えられる入院食はまちがった献立のことが多いようです。
まず、おかずが少なくごはんが大盛りで出てくること。
とくに2型の方は糖質の量に注意する必要があるのに、大盛りのごはんなんておかしいですよね。

また、自分でコントロールできるようになった方の入院の話で、「この炭水化物の量ではインスリンはこのくらい多く必要」といくら言っても決まった注射の量しかさせてもらえず、高血糖になるので、こっそりごはんを残して空腹をガマンして調整したりしていたそうです。

一番フィットした食事をいただけるはずの病院なのに、とってもちぐはくな内容です。
shoさんにそういう機会があるのでしたら、その点をどうかお話ください。

今後なにかの理由で入院することもあるかもしれないのに、食事の面で不安がいっぱいです。
カッパ
2009/02/09 16:29
カッパさん、こんにちは。

私も、入院が必要になった際の病院食には不安が一杯です。

糖尿病の教育入院にしてその調子ですから、他の疾患の入院だったらどうなるんでしょう。

そこを確認できなければ、その病院には入院できませんよね。

だからといって、我々にマッチした食事をオーダーメイドしてくれる病院なんて、心あたりがありません。

やはり、我々患者の声を結集して、糖尿病学会の治療方針を動かすしかないのかも知れません。

一方、患者側にも、糖質を信奉している方が大勢います。
糖質を沢山摂って、カロリーを抑えることが糖尿病にマッチした食事だと誤解しているのです。

私も、できれば小冊子を発行するなどの広報活動を展開していきたいと考えています。

できることから…ですね。

sho
2009/02/09 17:16

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