シニアフィットネス研究所

アクセスカウンタ

zoom RSS エネルギーシステムと、筋肉の関係…

<<   作成日時 : 2008/12/16 17:19   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

有酸素運動と、無酸素運動の違いはどこにあるのか…?
そもそも、有酸素運動の方が優れているのだろか…?

人体のエネルギーシステムについては、前回の記事で書きましたが、運動と関係付けて、もう一度、整理します。

また、筋の種類や働きについても、まとめておきます。

有酸素運動と、無酸素運動…どちらが優れているのか…。

これは、運動に要するエネルギーシステムの違いであって、優劣はありません。

有酸素運動は、脂肪の分解に酸素が必要なことから、そう呼ばれています。

また、無酸素運動だからといって、息を切らすような激しい運動とも限りません。
呼吸をしないわけではないのです。

有酸素運動では、筋を動かすエネルギー源であるATPの生成について、一度に沢山作り出すことができるというメリットがある反面、生成に時間がかかるため、より多くのエネルギーを必要とする運動では生成が間に合いません。

そこで、人体は次のギア(エネルギーシステム)にシフトアップします。

それが解糖システムなのです。

有酸素運動と、無酸素運動の境目は、運動経験や、心肺機能、筋力によって、人により変わってきます。

解糖システムは、一旦、筋線維に蓄えられ、保存されているグリコーゲン(ブドウ糖を、グリコーゲンに変換して蓄えています)を、ビルビン酸と、二つのATPに分解し、そのATPがエネルギー源となるのです。

この解糖システムは、強度の高い運動の場合、30秒から3分程度と、酸化機構に比べると、長時間継続できないのが難点です。

なぜかというと、限界を超えると、グリコーゲンの有無にかかわらず、乳酸が廃棄物として蓄積され、筋が動かなくなってしまうためです。

普段、あまり運動をしない人がウォーキングを行えば、酸化機構と同時に、この解糖システムも使われます。

そのような方の場合には、筋肉痛が起こるかも知れません。

筋肉痛は、乳酸が蓄積された証しです。

また、ウォーキングよりはジョキングの方が、筋力を必要とし、酸化機構と解糖システムを同時に使うことになります。

酸化機構と、解糖システムは、同時に働くことが多いのです。

勿論、100m走のように全力疾走する場合には、酸化機構はほとんど使われず、解糖システムと、後で述べるATP-PCr系のエネルギーシステムが使われます。

トレーニングを積むと、このように乳酸に変換される限界(乳酸性作業閾(いき)値)が上がり、より強く、より長く運動することが可能となります。

有酸素運動か無酸素運動かといえば、体脂肪の燃焼が目的であれば、ウォーキングやジョキング、自転車等の有酸素運動(エアロビックトレーニング)、筋強化が目的であれば、筋トレやダッシュ等の無酸素運動(レジスタンストレーニング)が良いと思います。

あくまでも、目的の違いです。

糖尿病の管理という観点からは、短期的(食後2時間後の血糖管理)には、ウォーキングやジョキング等の有酸素運動、中長期的(基礎代謝アップや、サルコペニア予防)には、筋トレが有効だと思います。

また、解糖システムよりも素早くATPを合成する、ATP-PCr系の仕組(最終手段)もありますが、これは30秒程度しか継続できません。
爆発的なエネルギーを必要とするハンマー投げや重量挙げ等の競技に関係する仕組です。

一方、筋肉も、強く素早い運動に対応する速筋と、長時間動かし続けることができる遅筋があります。

速筋を多用する代表的な競技が100m走、遅筋を多用する代表的な競技がマラソンです。

速筋を多く含む筋は、主に主動筋として働き、ミトコンドリアや血管が少なく、遅筋を多く含む筋は、固定筋の役割を担うものが多いとされています。

遅筋を赤筋といい、速筋を白筋ともいいますが、遅筋を赤筋というのは、ミトコンドリアを多く含んでいるため、赤くみえるからです。

また、中間のピンク筋というのもあります。

ヨガ等の運動は、トレーニング的には、アイソメトリック(等尺性)な運動と、アイソトニック(等張性)を組み合わせた運動になっているのではないかと思います。

また、呼吸法により、新陳代謝も活発になり、好循環になるのではないかと思います。

アイソメトリックは、姿勢を固定するような運動。
アイソトニックは、いわゆるスロトレ…、筋緊張を解かずに、ゆっくり行う運動です。

アイソメトリックな運動では主に固定筋を、アイソトニックな運動では主動筋と固定筋を同時に鍛えることができると思います。

ヨガでは、深部の小さい筋が鍛えられている可能性が高いと思いますが、そのようなインナーマッスルだけでなく、大きな筋群にも、十分な刺激があるのではないでしょうか。

いずれにしても、筋を動かせば、主動筋だけでなく、固定筋、拮抗筋、協働筋と、周辺の筋肉を同時に動かすことになります。

筋肉群の構成は、体の表面だけにあるわけではなく、表層と深層という二層になっている場合が多いのです。

例えば、太もも(大腿四頭筋)の場合も、大腿直筋、中間広筋、外側広筋、内側広筋と、四つの筋から構成されており、中間広筋は、大腿直筋の裏側(深部)についています。

筋トレも、バーベルやダンベル、マシンを使うようなレジスタンストレーニングだけでなく、自体重を使ってゆっくり行うことで筋に効かせるスロトレや、加圧トレーニング(当ブログにいろいろと記述があります)、コアコンデイショニング等、バリエーションは豊富にあります。

運動戦略は、これをやらなければいけない、こうしなければいけないという、「絶対」はありません。

個々人に合わせたもの…これがベストなシナリオです。

皆さん、気軽に楽しく…運動を始めましょう!





















テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは
運動はすれば気持ちよいことが分かってるのですが、中々腰が重いです><
たかし
2008/12/16 23:00
うわースゴイ!!shoさんて博識ですねー。
父の五十肩がヒドイとき調べたときに出てきた「拮抗筋」ていうコトバや、友人がピラティスを体験したときに聞かせてくれた「腹筋も三重になってて、何番目の筋肉を意識してーって言われるんだよ〜」ていう話と同じ筋肉構造の話も出てきて・・・
お医者さんかスポーツトレーナーみたいです!

食べ物と同じで、好き嫌いせずにできるだけ複合的に取り入れ、たのしく行うことが大事なんだなーと感じました。
まずは自分がたのしいと思えるものを見つけ、続けることがいいようですね。「これが一番効果的でいい」って聞いたとしても、興味がなかったら効果も出ませんよね〜。
カッパ
2008/12/17 00:20
たかしさん、おはようございます。

積極的になれない時には、無理をする必要はないと思いますが、何か楽しめるようなレクリエーション的なものからスタートしてもいいのではないかと思います。

また、スポーツ仲間を作るのも手ですよね。

たかしさんは、筋肉のつきやすい「イージーゲーナー」だと思います。

来年の夏のナイスバディ目指しますか(笑)?!
sho
2008/12/17 10:18
カッパさん、おはようございます。

お陰さまで、気持ちよく書かせて頂きました(笑)。

>まずは自分がたのしいと思えるものを見つけ、続けることがいい

その通りだと思います。

基本的には、運動やスポーツは楽しいもの、楽しむものですよね。

また、運動は身体活動だけでなく、脳の活動も活性化します。

運動後は、セロトニンやドーパミンというホルモンが出て、気分も上がります…。

筋トレ等は、やっている間は結構ツライのですが、終わるとハイな気分になれますよね。

これからも、お互い、運動を続けていきましょう!


sho
2008/12/17 10:27
夏にイイ身体ってのは久しぶりくらいになりそうです^^
今まで毎年来年にもちこしでしたから次くらいは・・・
たかし
2008/12/18 21:37
たかしさん、おはようございます。

これからトレーニング開始すれば、夏にはナイスバディ間違いなし!!

お互い頑張りましょう。
sho
2008/12/19 10:30

コメントする help

ニックネーム
本 文
エネルギーシステムと、筋肉の関係… シニアフィットネス研究所/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる