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zoom RSS 運動すると、なぜ血糖値が下がるのか…

<<   作成日時 : 2008/11/04 21:34   >>

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江部先生のブログに、気になる記述がありました。

「運動と血糖と暁現象」という記事です。

相談の方は、10qあたり1時間のジョキングで、かえって血糖値が上がってしまうことがあるといっています。

確かに、運動前よりも運動後に、血糖値が上がってしまうことも無きにしも非ずなのですが、この際、この問題を整理しておきたいと思います。

ズバリ、ご相談の方の場合、運動前の血糖値が低すぎると思います。

運動前【91】!では、それ以上下がれば、低血糖になってしまいまいかねません。
この場合、食後30分だそうですが、運動のタイミングが早すぎたのではないかと思います。

食事の内容が分かりませんので、これは推測ですが、食後1時間から1時間半、ある程度消化が完了し、血糖値が十分に上がったところから始めれば、午前午後にかかわらず、それくらいの運動(10qを1時間のペースでジョキング)を行えば、食前に近い値まで下がったのではないかと思います。

糖耐能に異常のある我々は、ここで血糖値を正常に保てないのです。

逆に、1時間のジョキングをするのであれば、むしろ、適正な糖質の摂取が必要で、それによって、ある程度血糖値を上げておく必要があるのではないかと思います。

そこで、なぜ運動すると血糖値が下がるのか…、まとめます。

運動と血糖値の関係について、一つ、誤解があるかも知れません。

それは、血中のブドウ糖が、即、運動のエネルギー源ではないということです。
運動すると、血中のブドウ糖が直接エネルギー源として使われるから、血糖値が下がるのではないのです。

運動のエネルギー源は、ズバリ、ATP(アデノシン二リン酸)です。
ATPは、筋収縮の源泉です。
即ち、人の体は、このATPをどのようにして作り出すかということです。

ATPをつくりです方法は、三つあります。

1.クレアチニン酸…もっと手っ取り早く、迅速なエネルギー供給源です。
爆発的なエネルギー源にはなりますが、5〜10秒しか継続できません。
最近注目されている、サプリ、いわゆる「クレアチニン」は、これを直接補うことで、瞬間的なパワーアップを図るものです。

2.解糖(グルコースの分解)
筋と肝臓に貯蔵されたグルコースが、分解される過程で、ATPが発生します。
糖の放出といっても良いでしょう。
運動の源泉であるATPは、このように一旦蓄えられたグルコースが分解されることによって、作り出されるのです。
運動強度が高い場合、この仕組が優先されますが、限界を超えると筋に乳酸が蓄積され、筋が動かなくなってしまいます。
運動の継続時間は、30秒から3分といわれています。

3.酸化機能
脂質を分解して、ATPを作り出す仕組です。
最も継続的に発揮できるエネルギーシステムです。
有酸素運動と呼ばれる、心拍数を一定のレベルの抑えたジョキングや、ウォーキングがこの酸化機能の最適運動です。

この三つの仕組が、同時に、あるいは交互に働くのが、運動のエネルギーシステムなのです。

一方、運動を行うと、筋や肝臓等にブドウ糖を取り込む、ブドウ糖トランスポータータンパク質(GLUT4、GLUT2)が大量に発生し、細胞に取り込んでくれるのです。

つまり、まずは、筋や肝臓からグルコースの放出(エネルギー変換)があり、空き家になった筋や肝臓にブドウ糖が取り込まれるということです。

だから、血糖値が下がるのです。

新旧の入れ替えです。

この入れ替えが活発になることで、好循環が作れるのです。

もしも、運動不足であれば、取り込もうと思っても、そこには取り込む余地がない…つまり悪循環であることが容易に想像できると思います。

前途のように、運動前の血糖値が低い場合、運動によるトランスポーター(GULT4)の発生以前に、低血糖を警戒した肝臓が、分解よりも糖として血中に放出してしまうのではないかとも考えられます。

健常人の場合、インスリンがこれを調整してくれるのです。

経験的には、【150】から【180】の血糖値から運動を開始して、たとえそれが高強度の運動であっても、【200】以上になるようなことはないと思います。

あるとしても、【100】から【120】から運動をはじめて、【150】前後という感じではないかと思います。

もしも、運動後に【100】前後を狙うのであれば、運動前には、少なくても【130】以上の血糖値が必要なのではないかと思います。

仮に、若干の上昇があったとしても、それはグルコーススパイクとはちがいますので、短時間で元に戻ると考えていいのではないかと考えています。

糖尿病の血糖管理を目的とした運動の場合、運動前の血糖値の見積も、忘れてはならないのではないでしょうか。

本来の調整機能が損なわれている我々です。
ただ低ければいいと、単純に割り切れないものがありますね。













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