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zoom RSS 糖尿病管理のための運動十か条

<<   作成日時 : 2008/10/07 16:01   >>

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競技としてのスポーツと、健康管理のための運動が異なることは、以前述べました。

ところが、一般的な方の運動と、糖尿病管理を目的にした場合の運動も、微妙に違うことに気付きました。

勿論、運動は糖尿病管理にとっても有効なのですが、我々の場合には、一般的にいわれる有効性以上に、血糖管理という、かなり特殊なノウハウが必要です。

そこで、それを下記の十か条にまとめてみました。

≪糖尿病管理のための運動十か条≫

1.運動の可否を医師に確認する

2.決して無理をせず、軽い運動から始める

3.運動の多少、大小よりも、継続を心がける

4.運動は、食後に行う

5.自分の身体の状況を、正しく把握する

6.有酸素運動と筋トレを組み合わせて行う(筋トレが先、有酸素運動が後)

7.運動強度を管理し、オーバートレーニングに注意する

8.休養も運動のうち

9.食事と運動は、一心同体

10.前向きに…目指すのは「一病息災」


各項目を解説します。

1.運動の可否を医師に確認する

通常、2型糖尿病で合併症がない場合は、ほとんどの方の血糖管理に、運動は有効です。

しかし、随時血糖が300以上であったり、ケトン陽性であれば、240以上が運動禁忌となります。

また、眼底出血や腎症などの合併症や、高血圧などがある場合は、運動の可否について、医師に確認する必要があります。

さらに、心血管系に問題がある場合(胸の痛み、不整脈等)も、医師に確認しなければなりません。

2.決して無理をせず、軽い運動から始める

これも当然のことなのですが、特に、昔、スポーツの経験がありながら、ブランクの長い方は注意が必要です。
身体は、思った以上に、衰えているものです。

3.運動の多少、大小よりも、継続を心がける

糖尿病の管理は、我々にとって、生涯続く(完治医療が確立されるまで)ことです。
また、運動の効果というものも、継続から蓄積されるものが真の果実です。

燃え尽きてしまわぬように…、まずは、継続です。

4.運動は食後に行う

これは、血糖管理にフォーカスしたもので、一般的な常識とはことなるものだと思います。
通常、運動をする場合は、あまり満腹にはしないものですし、消化時間というものを十分に考慮します。

しかし、我々にとっては、食後の運動は、「インスリン様エクササイズ」なのです。
確実に、食後の血糖を下げることができます。
そこで、その作用を利用して、食べ初めてから2時間のうちに、血糖値を調整したいのです。

これは、一般的には、かなり性急な運動です。
運動開始は、場合によっては、食べ終えた直後ということもあります。

消化吸収への配慮も必要ですので、もたれるような時には、運動開始時間を少し遅らせるなど、柔軟に調整する必要があると思います。

5.自分の身体の状況を、正しく把握する

そのためには、各種計測機器が必要となります。
必需品は、勿論、「血糖自己測定器」。
その他、「体組成計」「血圧計」と、少しづつ、取り揃えていけばいいと思います。

目標は、数値化したいものです。

6.有酸素運動と筋トレを組み合わせて行う(筋トレが先、有酸素運動が後)

有酸素運動は、食後2時間の血糖管理という短期的な目的と、体脂肪率を下げ、インスリン抵抗性の改善やリバウンドし難い体質つくりという二つの目的に沿ったものです。

筋トレは、基礎代謝アップという中長期的の目的に沿っています。
何もしなければ、筋肉は、間違いなく衰えていきます。
これを、≪サルコペニア≫といいます。

また、運動効果を高めるための順番は、筋トレのような無酸素運動が先、有酸素運動が後になります。

7.運動強度を管理し、オーバートレーニングに注意する

オーバートレーニングとは、回復までに数週間、数ヶ月も要するようなケガや障害のことです。
2〜3日で回復するような筋肉痛は、「オーバーリーチング」といって、「オーバートレーニング」とは区別されます。

望ましい回復は、24〜48時間となります。

また、有酸素運動の強度を測定、管理する機器として、「心拍計」が有効であり、購入をお薦めします。

8.休養も運動のうち

特に、筋トレについては、負荷⇒休養「超回復」⇒負荷ということで、効果が最大化します。

必ず、休養が必要なのです。

「超回復」については、後程、書きたいと思います。

また、ウォーキングやジョキングも、どうしても気乗りしないときには、無理をする必要はありません。

9.食事と運動は、一心同体

皆さん、ご承知の通り、糖質摂取管理と運動量は、血糖調整のポイントとなります。
運動だけでは、十分な血糖管理はできません。

糖質管理が必要条件、運動が十分条件という位置付けになると思います。

10.前向きに…目指すのは「一病息災」

糖尿病の管理を目的とした運動なのですが、更に踏み込んで、健康つくりのための運動と位置付けることによって、「一病息災」への道が拓かれるのだと思います。

健常人よりも健康な糖尿人。

これが、私たちの、大いなる目標ですね。











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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
shoさん、おはようございます。

いつも感心していたのはやはり食後に運動しているというところでした。
食事の後はのんびりくつろぎたいというのが普通の人行動パターンですよね。
でもなんでもそうですがあれこれ考えるより行動して結果が出るので続ける事ですね。

超回復の話は整形外科の先生から何度も聞きました。
子供の部活等はどうしてもやり過ぎになってしまうそうですね。
そのお医者さんも、マラソンが趣味なのですが膝を痛めた後超回復の理論は分かっているのについやり過ぎてしまい順調に回復出来なかったそうです。
休息日の重要性分かっていない人多いかもしれませんね。
shoさんの解説楽しみにしています。
ナターシャ
2008/10/08 05:52
ナターシャさん、おはようございます。

おっしゃる通り、食後はゆっくりくつろぎたいというのが本音です…。

私も、最近は、夕食後に運動しなくても、なんとかコントロール可能になりましたので、ホットしています。

食後の運動は、食事の内容にもよりますので、その辺りを掴むことが大切です。

また、毎食後でなくても構いませんので、そこも、ある意味、コツなんですよね。

「超回復」については、後程。
sho
2008/10/08 11:08
shoさんはじめまして。
貴重なコメントを書いてくれましたので、ご挨拶にきました。
よろしくお願いします。

運動の成果をみさせてもらいましたが、すごい効果なんですね!
私は犬の散歩しかしてません…(笑

ご指摘されたとおり、食事の知識が未熟なので、早くなれて安定した血糖値にしたいと思っています。

明日からがんばるので、shoさんもがんばってくださいね^^

それでは。。
はに子
2008/11/19 21:45
はに子さん、おはようございます。

コメントありがとうございます。

犬の散歩…立派な身体活動です(笑)。

私の場合は運動好きですから、体を動かすことを楽しいと思えるのです。

はに子さんも、無理のないところから楽しいと思える運動を探してみてはいかがでしょうか。

お互いに頑張りましょうね!
sho
2008/11/20 10:25

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