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zoom RSS 「名医」ではなく、「名コーチ」こそ必要

<<   作成日時 : 2008/06/17 09:18   >>

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昨日のテレビ東京(12チャンネル)の番組で、「主治医の診療所」というのがありました。

歯周病と、心筋梗塞、糖尿病、肺炎を関連付けた番組だったのですが、もう一つのサブタイトルが、「全国から患者がくる糖尿病名医」というものがあり、これはどうしても見なければと思いました(笑)。

そのクリニックの待合室は、患者で溢れかえっていました!
何時間待ちなんだろう…?!

診察待ちの間、看護師さんの指導で、椅子に座りながらの簡単な体操をやっていましたが、私なら、本を読んでいる方が良いと思いましたが…。

名医が名医たる所以は何だろうと、見ていましたが、どうやら、「明るく楽しく」がコツだということのようです。

「患者を叱らずに、明るく楽しく、毎日生活する事が継続のコツ」だという事です。

今までの病院では、全く改善を見られずに、そのクリニックに転院した女性患者が、「ここの先生は叱らないからいい」と言っていました。
この女性は、どうやらお酒が好きで、この先生はある程度の飲酒を許可しているようです。

女性の背景には、ずらりと、焼酎のビンが並んでいましたので、「ある程度」かどうかは定かではありませんが…。

「患者を叱らずに、明るく楽しく」というのは、医師側のコーチングの考え方であって、治療の基本戦略ではありません。

この「名医」が、どのようなコンセプトを持っているのか、この番組では判然としませんでした。

例えば、先の女性患者の飲酒についても、蒸留酒のみ、適量許可しているといような具体的な情報がなければ、何も分かりません。

ただ、「明るく楽しく」暮らせば、糖尿病が改善されると誤解されかねないと思います。

番組製作者は、きっと、糖尿とは無縁の人なのでしょう。

患者さんのコメントは、「ここの病院で改善された」というものだったのですから、せめて治療の基本戦略だけは明確にして欲しかったです。

それがカーボカウント(糖質管理)の食事であったり、血糖自己測定であったりすれば、情報としては大変有意義だったでしょう。

そうではなく、単に人気のある医者だという事であれば、情報としての価値はありません。

映し出された患者さんは、総じて高齢者が多かったように感じました。

高齢者の治療誘導は容易ではないと思いますが、その辺りが「名医の名医たる所以」なのだと思います。

この「名医」さんの事で、一つだけ気になることがありました。

前回の記事で紹介した「生涯をかけるなら!糖尿病専門外来クリック」に、「糖尿病専門医になるなら、絶対に太ってはいけません。もしいま、あなたが太っているなら、すぐ痩せる覚悟を決めて下さい」という記述があります。

「別の言葉でいえば、自分の体重管理もできない人が誰が心から信用するか、ということです。糖尿病医を志したならば、この点は譲れないポイントとして自分を律していただき、標準体重ピッタリになってもらいたいのです」

映像の「名医」は、すこしメタボに見えましたが…。
テレビは実際以上に太めに映るようですが…。

糖尿病では、医師はコーチ役であり、プレーヤーは患者自身だと思います。

患者へのエンパワーメント(権限委譲)、医師によるエンパワー(自立)の支援こそが、最適な糖尿病治療ではないでしょうか。

この病気の治療においては、「名コーチ」は存在しても「名医」は存在しないのだと思います。

テレビという影響の大きいメディアなのですから、この点を正確に伝えて欲しいと思いました。

一口にテレビ番組といっても、製作者によって、その情報価値に大きな差が出ることを実感させてくれた番組でした。




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